角田裕毅 F1ハンガリーGP決勝17位と苦戦「中盤以降に損傷でペース失った」

「正直なところ、自分ではどうにもできないところでレース中盤から終盤にかけてダメージを受けました。それでかなりペースを失いました」と角田裕毅はレース後にメディアに対して語った。
「チームとしてもともと基礎的なペースにかなり苦しんでいたうえで、その上にダメージも重なってしまって…正直、それでレースはほぼ終わってしまった感じです」
レッドブルは週末を通してハンガロリンクでグリップ不足に悩まされ、角田裕毅だけでなくマックス・フェルスタッペンも一貫して苦戦していた。
夜間の解析によって何らかの原因特定に至ったかと問われると、角田裕毅は「もしそれが分かっていたら、たぶん今日はもっと良いペースで走れていたと思います」と答えた。
「何かを変えるチャンスはありましたが、正直、現時点ではまだ問題が何なのかハッキリしていません」
「だからこそ、明日はシミュレーターに行って、ファクトリーでもう少し原因を詳しく調べるつもりです。次のオランダ(ザントフォールト)は今回と似たようなダウンフォースレベルのはずなので、今回と同じような週末にはしたくないですから」

角田裕毅はさらに、グリップ不足についてこうも語った。
「グリップに関しては、本来あるべきだけのグリップがない感じなんです。どのスティントでもずっと苦しんでいて、1周のペースもロングランでも同じです」
サマーブレイク直前のこのレースを終え、角田裕毅はドライバーズランキング18位(10ポイント)にとどまっている。チームメイトのフェルスタッペンはレースを完走して3位に位置し、首位のオスカー・ピアストリとは97ポイント差の187ポイント。
次戦オランダGPは、8月29〜31日にザントフォールトで開催される。
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