F1サンパウロGP 予選Q2:ルイス・ハミルトンとフェルナンド・アロンソが敗退
2025年F1サンパウロGPの予選Q2は、再びインテルラゴスの変化に富むコンディションが各チームを翻弄した。ラウンド21の舞台で、スプリントを制したランド・ノリス(マクラーレン)が再びトップタイムを記録する一方、ルイス・ハミルトン(フェラーリF1)とフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)がQ3進出を逃す波乱の結果となった。

このセッションでは路面コンディションが急速に改善し、各車が最後の数分に照準を合わせたが、メルセデス勢はそのタイミングを誤った。

ジョージ・ラッセルとキミ・アントネッリはピットに留まったまま終盤を迎え、最終的に走行できたものの、十分なアタックチャンスを得られなかった。ハミルトンもアタックを完了したが、タイムは伸びず13番手に終わり、Q2敗退が決定した。

アロンソはセッション中盤まで8番手に位置していたが、ノリスが終盤に1分10秒台前半のタイムで首位に浮上すると、次々と他車が上位に食い込み、最終的に11番手へと後退。チームメイトのランス・ストロールも14番手に終わり、アストンマーティンは2台揃ってQ2で姿を消した。

そのほか、アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)は12番手、カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)は15番手で敗退。上位進出を狙ったが、ミディアムタイヤからソフトへの切り替え判断が遅れたことが響いた。

レッドブル・レーシングのローラン・メキース代表は、セッション中にSky Sportsのインタビューで「我々は今週末ずっとマシンに満足していない。リスクを取って大きく変更したが、結果は逆方向に行ってしまった」とコメント。前日のスプリント予選と同様、苦しい戦いを認めた。

ノリスはこのQ2でも盤石の速さを見せ、マクラーレンの好調ぶりを改めて証明した。オリバー・ベアマン(ハースF1チーム)が2番手につけ、アントネッリ(メルセデス)も上位タイムを出すなど、勢力図は再び混戦模様となっている。

F1 サンパウロGP 予選Q2 結果・ラップタイム

1.ランド・ノリス(マクラーレン) - 1分09秒616
2.オリバー・ベアマン(ハース) - 1分09秒755
3.アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス) - 1分09秒774
4.シャルル・ルクレール(フェラーリ) - 1分09秒801
5.オスカー・ピアストリ(マクラーレン) - 1分09秒835
6.ピエール・ガスリー(アルピーヌ) - 1分09秒857
7.ジョージ・ラッセル(メルセデス) - 1分09秒880
8.リアム・ローソン(レーシングブルズ) - 1分09秒950
9.アイザック・ハジャー(レーシングブルズ) - 1分09秒970
10.ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー) - 1分09秒985

11.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン) - 1分10秒001
12.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ) - 1分10秒053
13.ルイス・ハミルトン(フェラーリ) - 1分10秒100
14.ランス・ストロール(アストンマーティン) - 1分10秒161
15.カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ) - 1分10秒472

16.マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
17.エステバン・オコン(ハース)
18.フランコ・コラピント(アルピーヌ)
19.角田裕毅(レッドブル)
20.ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)

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カテゴリー: F1 / F1ブラジルGP / F1レース結果