ジョージ・ラッセル F1ラスベガスGP決勝「またステアリングの問題が出た」

ラッセルは2025年F1ラスベガスGP決勝を3位でフィニッシュし、その後、ランド・ノリスとオスカー・ピアストリが失格となったことで正式に2位へ繰り上がった。
序盤は2番手を走行し、ピットストップ後にノリスの後ろへ戻る形となったラッセルだったが、レース中は再びステアリングの問題に見舞われ、苦しい戦いを強いられた。
ステアリングの問題が再発「楽しいレースではなかった」
「予選と同じで、5周目くらいからまたステアリングの問題が出た」とラッセルは語った。「その問題に対処しながら走っていたけど、だんだん慣れてきて、最初のスティントのペースは悪くなかった。」
「2回目のスティントで、マックス(フェルスタッペン)がピットアウトしてきたとき、『よし、攻めるぞ』と思ったんだ。でもそこでタイヤをグレイニングさせてしまって、フロント右が限界にきた。」
「『このタイヤじゃ最後までもたないと思う』とチームに伝えたけど、ギャップ的に大丈夫だと自信を持っていた。でも毎周が本当にキツかった。どんどん遅くなっていくし、『全然楽しくない』って感じだった。今日は3位が精一杯だったし、1周目以外はあまり楽しめるレースじゃなかった。」

昨年の“支配”から一変も、メルセデスは進化を強調
2024年のラスベガスでは、ラッセルがルイス・ハミルトンとの1-2フィニッシュを飾ったメルセデスだったが、今回はフェルスタッペンに20秒以上の大差をつけられる結果となった。
しかしラッセルは、この結果に悲観する必要はないと強調する。
「今シーズン全体を見ればわかる通り、去年のシンガポールでは僕たちは酷かったのに、今年は勝っている。去年のラスベガスでは支配的だったけど、今年は表彰台だった。」
「つまり、僕たちは24戦全体で見れば“より良いクルマ”を持っている。去年のマシンはコースによって極端に強かったり弱かったりした。」
「だから、今年のほうがシーズンを通してポイントを積み重ねられる。ただ、そのぶん去年ほどのハイライトは減るかもしれないね。」
カテゴリー: F1 / ジョージ・ラッセル / メルセデスF1 / F1ラスベガスGP
