F1、2009年よりポイントシステムを変更-最多優勝者がチャンピオンに

2009年3月17日
2009年から新ポイントシステムが導入
FIAは、2009年のドライバーズチャンピオンシップにおいて、ポイントシステムの変更することを承認した。

この変更により、2009年からはポイント数ではなく、最もレースに勝ったドライバーがタイトルを獲得することになった。残りの2位から最下位までの順位は、現在のポイントシステムにより決定される。

シーズンで2人以上のドライバーが同じ優勝数だった場合、タイトルは最もポイントを獲得したドライバーに与えられる。ポイントの配分は、現在の10-8-6-5-4-3-2-1ポイント制に基づく。

F1、2010年から予算キャップ導入へ

2009年3月17日
FIA F1の予算キャップ導入を発表
FIAは、2010年から“いかなる支出”において3000万ポンドの予算キャップに同意すれば、より技術的な自由を与えることを発表した。

またチームは、予算キャップの代わりに既存のルールのもとで運営することもできる。これは2012年まで適用される。

予算キャップを受け入れるチームは、主に3つの部分で技術的な自由を与えられる。

F1、2009年から予選後のマシン重量を発表

2009年3月17日
F1 予選後の燃料搭載量を発表
FIAは、2009年からF1の予選後に全てのマシンの重量が発表することを発表した。この変更により、観客は各チームの燃料戦略を決勝前に把握することができるようになる。

また、観客とメディアが雨用タイヤをより明瞭に把握できるように、ウェットタイヤを“インターミディエイト”に、エクストリーム・ウェザータイヤを“ウェット”という名称に変更した。

さらに、プラクティス初日には、全てのドライバーがピットレーンの指定のチームスペースでサインに応じることが決定した。

FIA、ブリヂストンに2010年のタイヤ幅の変更を要請

2009年3月4日
ブリヂストン F1タイヤ
2010年のF1タイヤは、フロントタイアもしくはリアタイヤの幅が変更になりそうだ。

F1を統括するFIAは、ブリヂストンに2010年タイヤのリア幅を広げるか、フロントを狭くするよう要請したという。

FIA会長のマックス・モズレーは「我々は誤りをおかしたと言わなければならない」と語る。

F1ドライバー、スーパーライセンス料の支払いに同意

2009年2月27日
F1ドライバー
F1ドライバーは、FIAとの論争を避けるためにスーパーライセンス料を支払うことに決めたようだ。

F1ドライバーは、2008年に行われたスーパーライセンス料の大幅な値上げに不満を抱いており、ドライバーの組合であるGPDAは、メンバーに対してライセンス料の支払いを保留するよう呼び掛けていた。

報道では、全ドライバーがライセンス料の支払いに同意しており、すでに6名のドライバーがチームに申請を済ませているという。まだスーパーライセンスを申請していないドライバーも来週中には手続きが完了するという。

F1ドライバー、スーパーライセンス料の値上げに抗議文

2009年2月8日
F1ドライバー、スーパーライセンス料金の値上げに抗議
F1ドライバーによる組合GPDAは、スーパーライセンスの料金に関して、FIA会長マックス・モズレーに対し抗議。声明文を発表した。

全てのF1ドライバーは、F1に参戦するためにはFIAからスーパーライセンスを取得する必要があるが、昨年その料金は200%〜350%も上昇した。

マックス・モズレーは、GPDAからの反発を「愚か」で「ナンセンス」と一蹴。税金のかからない国に住みながらF1ドライバーは、最新の安全性の恩恵を受けていると非難した。

FIA、ウィリアムズとトヨタのディフューザを承認

2009年2月6日
トヨタTF109のディフューザ
FIAは、ウィリアムズとトヨタのディフューザを承認した。

ウィリアムズとトヨタのディフューザ設計は、ライバルと異なるコンセプトを採用しており、ライバルチームはレギュレーションに則しているかその明確化を求めていた。

ウィリアムズFW31とトヨタTF109のディフューザは、後部衝突構造に巧妙な空力デザインを施しており、頂点が最大高の175mmを越えているように見える。

2009年 F1エンジン規約とペナルティ

2009年2月2日
2009年 F1 エンジン
FIAは、2009年のエンジン規約とパルクフェルメ規約でのペナルティに関する重要な部分について説明した。

2009年からは、昨年までのエンジン2戦連続使用がなくなり、F1ドライバーは1シーズンで8基のエンジンをやりくりすることになる。

しかし、いくつかのF1チームは、9基目のエンジン使用に対するペナルティや、エンジン交換が可能な時期など、最終的なエンジン規約の明確化を求めてきた。

KERSのマーシャルへの安全性

2009年1月29日
KERSの危険性
FIAは、KERSに伴う危険からマーシャルから守ることを徹底する。そのために警告ランプ、防護用手袋、カラーコーティングを使用する。

高電圧を使用するKERSにつて、ドライバーやチームスタッフが危険にさらされることが議論されてきた。しかし、トラブルやクラッシュに見舞われたマシンを回収するマーシャルも常に危険さらされることになる。

ルノーのテクニカルディレクターであるボブ・ベルは「電圧は数百ボルトあり、電流は数十アンペアなるのだから、命に関わる可能性が極めて高い。しかも、直流電流のため、捕まったら逃げられなくなる」とKERSの危険性を語っている。
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