フランコ・コラピント ピレリテストでクラッシュ F1ファンから交代論再熱

アルピーヌは現在コンストラクターズ選手権最下位に沈み、唯一の得点はピエール・ガスリーが4戦で獲得した20ポイントにとどまっている。
エミリア・ロマーニャGPからジャック・ドゥーハンに代わって起用されたコラピントだが、今のところチームは一向に浮上の兆しを見せていない。ベルギーGPでガスリーは「チームはすでに2026年に全力を注いでいる」と語り、後半戦はさらに厳しくなることを警告していた。
そんな中、コラピントの将来を不安視する声が高まっている。2026年まで契約があるとはいえ、このままチームに残留できるかどうかは不透明だ。
今週ハンガロリンクで行われたピレリのタイヤテストで、コラピントはターン11でクラッシュ。アルピーヌはSNS(旧Twitter)の公式アカウントを通じて、彼が無事であることを報告したが、その後のSNS上ではファンからの批判的な声が噴出している。
あるファンは「ジャック・ドゥーハンを戻せ。フランコは本当にひどい」と投稿。また別の投稿者は「無事でよかったけど、彼が十分な実力を持っていないことは事実」と手厳しい。
さらには、「明らかにコラピントはひどいドライバー。次のオランダGPからドゥーハンが乗るべきだ」とまで断言する声や、「昨日最速だったポール・アロンをもう一度乗せろ」という意見も多く見られた。
一方で、少数ながら彼を擁護する声もあり、「本当に無事でありますように。フランコに幸あれ」といったコメントも寄せられている。

アルピーヌ、次の一手は?
チームとしてはドゥーハンやアロンといった有望株を擁しており、代役候補には事欠かない。
さらに、チーム顧問のフラビオ・ブリアトーレは“ウィン・ウィンの選択肢”として、別の経験豊富なドライバーを推している。その一人が、2026年からメルセデス製パワーユニットを導入するアルピーヌとの接点も噂されるバルテリ・ボッタスだ。
ボッタスはアルピーヌへの短期的な移籍に前向きでありつつ、将来的にはキャデラック(アンドレッティ)への移籍も視野に入れているとされる。
また、2024年限りでレッドブルを離脱したセルジオ・ペレスもF1復帰の糸口を探しており、アルピーヌ入りの可能性が浮上している。
クラッシュの影響と低調なパフォーマンスが重なり、コラピントの立場は一層厳しいものとなっている。アルピーヌが今後のラインアップにどのような判断を下すのか、注目が集まる。
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