2026年F1マシン:初回のバルセロナテストで“通常リバリー禁止令”

2025年12月12日
2026年F1マシン:初回のバルセロナテストで“通常リバリー禁止令”
新時代のF1マシンがいよいよトラックに姿を見せる2026年プレシーズン。その幕開けとなるバルセロナテストでは、チームに対して“通常リバリーを使わないように”という異例の制限が課されることが分かった。

各チームは正式発表前のカラーリングを隠すため、プレーン仕様またはカモフラージュ柄で走行するよう求められており、シーズン最初の“公式公開”は後日のバーレーンテストで行われる見通しだ。

F1:DRSボタンを最初に押したのはバトン 最後に押したのはアントネッリ

2025年12月11日
F1:DRSボタンを最初に押したのはバトン 最後に押したのはアントネッリ
F1は2011年にドラッグ・リダクション・システム(DRS)を導入した。可動式リアウイングによって空気抵抗を減らし、トップスピードを上げて追い抜きを助けるシステムだったが、その効果は大きく、同時に「人工的だ」という批判も生んだ。

そして週末、ついにレースでDRSボタンが押される最後の瞬間が訪れた。

メルセデスF1 2026年可動フロントウイングを評価「まだ楽観視できない」

2025年12月11日
メルセデスF1 2026年可動フロントウイングを評価「まだ楽観視できない」
メルセデスがアブダビのポストシーズンテストで、2026年レギュレーションを見据えた“アクティブ・フロントウイング”の試作仕様を公開し、来季のF1に最も鮮明なヒントを与えた。同時にチーム代表トト・ヴォルフは、メルセデスが新時代の本命と見なされることを強く否定し、慎重な姿勢を貫いている。

今回投入されたフロントウイングはFIA承認のテスト項目で、ノーズから伸びる2本のプラスチック製チューブによって作動し、ストレートでは角度をフラットにする“ストレートラインモード”を再現する極めて原始的な構造だ。

ウィリアムズ 2026年F1マシン『FW48』テスト用リバリーをファン投票で決定

2025年12月10日
ウィリアムズ 2026年F1マシン『FW48』テスト用リバリーをファン投票で決定
ウィリアムズF1チームは、2026年シーズンのテストで使用するFW48のリバリーを、ファンによる投票で選択できる企画「Your Livery」を発表した。2025年コンストラクターズ選手権を5位で終えたチームは、新時代の幕開けに向けて期待感を高めている。

アレクサンダー・アルボンに加え、カルロス・サインツが加入した2025年は“ルネッサンス”ともいえる躍進を示し、サインツが2度の表彰台を獲得。ミッドフィールドの中で存在感を示す一年となった。

2026年F1ミュールカーで可動式フロントウイング試作機が初披露

2025年12月9日
2026年F1ミュールカーで可動式フロントウイング試作機が初披露
アブダビで行われているポストシーズンテストで、来季導入される可動式フロントウイングシステムを模擬した試作機が姿を現した。

2026年F1マシンは前後ウイングにアクティブエアロを搭載し、ストレートでドラッグを低減する仕様となる。火曜日のテストで使用されている“ミュールカー”は、モンツァのイタリアGPで使用されたウイングレベルのみを用いる形で、その効果を近似している。

F1の“ダーティエア”が限界に…FIA最新データで判明した衝撃の「4倍悪化」

2025年12月6日
F1の“ダーティエア”が限界に…FIA最新データで判明した衝撃の「4倍悪化」
2025年シーズン終盤、F1ドライバーたちが繰り返し訴えてきた「前車を追走しにくい」という問題が、ついにFIAの詳細データで裏付けられた。

FIAが最新のCFD解析(流体解析)を公開し、今のマシンがどれほど“汚れた乱流=ダーティエア”を後方へ放出し、追走性能を損なっているかが数値として明確になった。その一方で、新空力レギュレーションが導入される2026年には、この問題が大きく改善される見通しも示されている。

キャデラックF1、スーパーボウルで2026年マシン初披露 史上最も大胆な船出

2025年12月4日
キャデラックF1、スーパーボウルで2026年マシン初披露 史上最も大胆な船出
キャデラックF1チームは、2026年のF1参戦に向けて、デビュー車のリバリーを来年のスーパーボウル中継内で公開すると発表した。F1チームが別の大型スポーツイベント内で初披露を行うのは史上初となる。

同チームは2026年、F1の11番目のエントラントとして参戦を開始する。スーパーボウルでのリバリー公開は、米国最大の放送枠を活用した極めて野心的な試みで、視聴者数1億2700万人を超えた前回大会を踏まえても、そのマーケティング規模が際立つ。

アルピーヌF1 2026年F1マシン『A526』のリバリー発表を1月23日に実施

2025年12月3日
アルピーヌF1 2026年F1マシン『A526』のリバリー発表を1月23日に実施
アルピーヌF1チームは、2026年型マシンA526のリバリーを1月23日(金)にバルセロナで開催されるローンチイベントで披露すると発表した。

アルピーヌは今季のコンストラクターズ選手権で最下位に位置しているが、来季はファクトリーとしてのルノー製パワーユニットから、メルセデス製カスタマーユニットへと切り替える大きな転換期を迎える。

FIAが断言「2026年F1マシンはダーティエア問題を大幅改善」

2025年11月25日
FIAが断言「2026年F1マシンはダーティエア問題を大幅改善」
FIA(国際自動車連盟)は、近年のF1でレース品質が悪化しており、マシン同士が接近して走れなくなっていることを認めている。2022年に導入した新レギュレーションでは“ダーティエア”削減に大きく踏み込んだが、その効果はシーズンを経るごとに薄れていったとニコラス・トンバジスは説明する。

FIAは2026年に大幅な技術規則変更を導入するが、2022年の反省点を踏まえ、マシン同士がより接近して走行できる“好ましい空力特性”をより長期的に維持できると自信を示した。

2026年F1マシンは「F2並みにはならない」 FIAがF1新規則への懸念に反論

2025年11月22日
2026年F1マシンは「F2並みにはならない」 FIAがF1新規則への懸念に反論
FIAシングルシーター部門ディレクターのニコラス・トンバジスは、2026年のF1マシンが現行F2マシンに近いパフォーマンスになるとの一部の主張を否定した。

ラスベガスでレーシングブルズのアイザック・ハジャーがドライバーインザループ(DiL)シミュレーターでの経験をもとに「F2に近い」と語り、「パフォーマンス面の話だ」と補足していたが、FIAのラップタイムシミュレーションはこれを裏付けていない。
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