F1スキッドブロック規定改訂 チタン継続も火災対策でステンレスを予備指定

2025年6月5日
F1スキッドブロック規定改訂 チタン継続も火災対策でステンレスを予備指定
FIA(国際自動車連盟)は、2025年F1技術規則に関する重要な更新を発表した。これは、先週末のF1スペインGPで行われたステンレス製スキッドブロックの試験結果と、今季序盤に明らかになった安全上の懸念に対応するものだ。

今年4月のF1日本GPでは、いくつかのマシンのチタン製スキッドブロックが乾いた芝生に引火し、フリー走行中に複数の赤旗中断を引き起こす事態が発生。FIAはこれを重く見て、代替素材の導入を検討してきた。

F1フロントウイングたわみ規制強化 各チームの対応とその影響

2025年6月4日
F1フロントウイングたわみ規制強化 各チームの対応とその影響
先週末のF1スペインGPで施行されたフロントウイングのフレックス(たわみ)に関する新たな技術指令は、一部チームが得ていた可能性のある空力的優位性を抑制することを目的としていた。FIAは、次の2つの手法が問題視されると見ていた。

ひとつは、走行中の車速上昇に伴いフラップ(翼片)の角度が実質的に減少するというもの。もうひとつは、主翼全体(メインプレーン)を後方に撓ませることで全体の迎角を低下させる手法だ。

2025年F1スペインGP時点でのPU使用状況 角田裕毅は全項目で3基以上

2025年5月31日
2025年F1スペインGP時点でのPU使用状況 角田裕毅は全項目で3基以上
2025年F1スペインGPの開幕に先立ち、FIAは全20名のドライバーにおけるパワーユニット(PU)構成要素の使用状況を発表した。これは今季の第9戦となるスペインGP時点までの集計であり、年間規定数を超えた場合にはグリッド降格ペナルティが科される重要なデータとなる。

公開されたリストによれば、レッドブルF1の角田裕毅は、すでにすべてのPU構成要素で規定数に達しているか、それを超過していることが明らかとなった。

2025年F1スペインGP アップデートまとめ:各チームの狙いと技術的変更点

2025年5月31日
2025年F1スペインGP アップデートまとめ:各チームの狙いと技術的変更点
2025年F1シーズンの第9戦スペインGPに向けて、各チームが最新のアップグレードパッケージを投入した。カタロニア・サーキットは空力性能が試される技術的に難しいコースとして知られ、例年多くのチームがここで重要な技術更新を行う。今回はフロントウイングの剛性規定の強化もあり、その対応を含むアップデートが多く見られた。以下に各チームの主な変更点を解説する。

F1スペインGPでスチール製スキッドブロック初テスト 火災対策でFIAが主導

2025年5月30日
F1スペインGPでスチール製スキッドブロック初テスト 火災対策でFIAが主導
F1チームは今週末のF1スペインGPにおいて、「スチール製スキッドブロック(スキッドプレート)」の試験を行う予定だ。これは、FIA(国際自動車連盟)が乾燥した芝生の火災リスクを軽減するために進めている安全対策の一環である。

4月のF1日本GPでは、通常使用されているチタン製スキッドブロックから発生した火花がコース周辺の乾燥した芝に引火し、小規模ながら火災が発生した。これを受けて、今後のレースでも同様の問題が起きるのではないかという懸念が高まっている。

ミハエル・シューマッハのフェラーリF2001 フェラーリF1史上最高額で落札

2025年5月30日
ミハエル・シューマッハのフェラーリF2001 フェラーリF1史上最高額で落札
2001年にミハエル・シューマッハが自身4度目のF1ワールドチャンピオンを獲得した際に駆ったフェラーリが、モナコGP開催週末の土曜日に行われたRMサザビーズのオークションで、記録的な価格で落札された。

この「シャシー211」のフェラーリF2001は、1,598万ユーロ(日本円で約27億円)で落札され、フェラーリのF1マシンとしては史上最高額となった。

F1スペインGPで新フロントウイング規制が導入 チーム代表たちの見解は?

2025年5月29日
F1スペインGPで新フロントウイング規制が導入 チーム代表たちの見解は?
2025年F1第9戦スペインGPでは、FIA(国際自動車連盟)が導入する新たな技術規則が注目を集めている。今回の焦点はフロントウイングのたわみ(フレキシブルウイング)に対する新基準だ。FIAは近年、空力パーツの柔軟性が性能に大きく影響しているとして監視を強化しており、今季序盤にはリアウイングのテストを厳格化したが、フロントウイングについては対応の猶予を各チームに与えていた。その期限が今週末のバルセロナで迎えられる。

マクラーレンの躍進で再注目 F1ブレーキダクト設計の進化の歴史

2025年5月23日
マクラーレンの躍進で再注目 F1ブレーキダクト設計の進化の歴史
ここ最近、マクラーレンのMCL39が他チームよりも優れたタイヤ温度管理を実現している背景に、非常に巧妙なリアブレーキダクトの設計があるとして注目が集まっている。

特にリアタイヤの温度が過度に上昇しやすいサーキットにおいて、この設計がマクラーレンのアドバンテージをより一層際立たせているという。

レッドブルの動きがマクラーレンに影響か FIAがF1技術指令を発出

2025年5月21日
レッドブルの動きがマクラーレンに影響か FIAがF1技術指令を発出
FIA(国際自動車連盟)はF1エミリア・ロマーニャGPを前に技術指令を発出。レッドブルがマクラーレンの巧妙な仕組みに疑念

RacingNews365の取材によると、FIAがエミリア・ロマーニャGPを前にF1チームに対して発行した新たな技術指令は、注目を集めるマクラーレンのシステムをめぐってレッドブルが提起した疑問が発端となった。
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