F1 V8エンジン復活は見送り 関係者「2031年以降が現実的」

2025年9月9日
F1 V8エンジン復活は見送り 関係者「2031年以降が現実的」
F1で一時浮上していたV8エンジン復活の議論は見送りとなり、早くても2031年以降の導入が現実的だと関係者が明かした。2029年案も取り沙汰されていたが、合意形成には至らず、ロンドンで予定されていた会合も延期された。

来季からはアウディとレッドブルが新規参入するなど、2026年から新たなパワーユニット時代が始まる。各メーカーはハイブリッド化と持続可能燃料の導入を重視しており、現行計画の2030年までを優先する姿勢が確認されている。

ホンダとアウディが猛反対 F1 V8エンジン復活検討会議が中止

2025年9月6日
ホンダとアウディが猛反対 F1 V8エンジン復活検討会議が中止
ホンダとアウディが猛反対したことで、FIA会長モハメド・ビン・スライエムが主導するF1のV8エンジン復活計画は大きく頓挫した。9月11日にロンドンで予定されていたエンジンメーカーとチーム代表を招いた会議は、中止が決定されている。

検討されていたのは、2.4リッターV8エンジンを完全持続可能燃料で走らせ、一定のハイブリッド要素を加える新規定の導入時期。

F1 V8エンジン復活案が加速 FIAとメーカーが重要会議開催

2025年9月5日
F1 V8エンジン復活案が加速 FIAとメーカーが重要会議開催
F1は、イタリアGP後にFIAがエンジンメーカーを招集してサミットを開き、V8エンジン復活の計画について協議するなど、V8への回帰に向けた動きを加速させている。

2026年に導入予定の次世代ターボハイブリッドパワーユニットはまだ実走段階に入っていないものの、完全持続可能燃料の導入が長期的に新たな可能性を開くという認識が広まりつつある。新規則のエンジンは技術が複雑でコストが高いとの懸念から、将来的に切り替えるべきだとの機運が高まっている。

F1燃料費高騰が深刻化 2026年を前に緊急協議

2025年9月4日
F1燃料費高騰が深刻化 2026年を前に緊急協議
F1首脳陣は来週、2026年に各チームが年間1200万ドルを超える可能性があるとされる燃料費の劇的な高騰に対する不安が高まる中、コストを抑える方法について協議を行う。

来年から完全に持続可能な燃料に切り替わるのを前に、チーム側は開発費や材料費など追加のコストが自分たちに転嫁されることを以前から懸念してきた。

ピレリ 2026年F1タイヤ開発で直面する「30%の負荷差」シミュレーション問題

2025年9月3日
ピレリ 2026年F1タイヤ開発で直面する「30%の負荷差」シミュレーション問題
2026年のタイヤコンパウンド最終決定期限が迫る中、ピレリは新型マシンにおける空力負荷の推定値がチームごとに大きく食い違っていることを明らかにした。

「ドライバーに2026年マシンをシミュレーターで『走らせてすらいない』」と語るチームもあるなど、新レギュレーション下の開発はまるで大規模な思考実験の様相を呈している。

2026年F1レギュレーション刷新で波紋「DRS廃止、謎の電動モード導入」

2025年9月1日
2026年F1レギュレーション刷新で波紋「DRS廃止、謎の電動モード導入」
ドイツの『Auto Motor und Sport』誌は、2026年から導入されるF1新レギュレーションの驚くべき複雑さを明らかにし、スポーツがさらにレースの原点から逸脱しつつあるのではないかという懸念を示した。

ジャーナリストのミヒャエル・シュミットは、FIAの機密エネルギーマネジメントチャートへのアクセスを許され、各サーキットごとにパワー使用が個別に制限される仕組みを確認した。新しいハイブリッドユニットはピーク時に1,000馬力以上を発揮するが、内燃エンジンと電気パワーのバランス管理が真の課題となりつつある。

2026年F1マシンは複雑すぎる? FIAがドライバーの懸念に回答

2025年8月27日
2026年F1マシンは複雑すぎる? FIAがドライバーの懸念に回答
F1の2026年からの大幅なレギュレーション変更は、全チームやエンジンメーカーにとって大きな挑戦となるが、それはドライバーにも当てはまる。

シャルル・ルクレールは最初のシミュレーター走行で「非常に違う感覚だ」と語り、アレクサンダー・アルボンも「F1ははるかに複雑になる」と付け加えた。ドライバーがより多くを管理する必要が出てくることから、ウィリアムズのチーム代表ジェームス・ボウルズは、ドライバーにかかる作業負荷の増加を警告した。

ケン・ティレル:6輪F1マシンのセンセーションを起こした男

2025年8月27日
ケン・ティレル:6輪F1マシンのセンセーションを起こした男
ティレル。60年代の終わりから70年代の始めにかけて、このチームはF1の基準だった。創設者ケン・ティレルが築いた伝説のブランドは、F1における最大級のセンセーションのひとつを生み出した。

F1は数々の歴史を刻んできたが、時折、思わぬ場面がファンを驚かせる瞬間がある。2025年モナコGPの週末。観客の中に「Tyrrell」と書かれたTシャツを着ている人物を見かけた。それも、50年前の色あせたものではなく、まるで新品のように真新しく、鮮やかにプリントされたブルーのあの独特のロゴがあしらわれていた。

F1史上初「伝説の34台」シルバーストンに王者マシン集結

2025年8月26日
F1史上初「伝説の34台」シルバーストンに王者マシン集結
史上初めて、F1ワールドチャンピオン全員が駆った34台のマシンが一堂に会した。先週末のシルバーストン・フェスティバルで、1950年ジュゼッペ・ファリーナのアルファロメオ158から、マックス・フェルスタッペンのレッドブルRB18までのマシンが展示され、F1誕生の地であるシルバーストンでの75周年を記念した。

木曜の夕方、伝統のシルバーストンのグリッドに整列したマシンは、3日間のオン・トラックレースとファミリー向けイベントに先駆ける壮大な幕開けを演出した。
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