2025年F1ハンガリーGP フリー走行2回目 プレイバック:角田裕毅9番手
2025年F1ハンガリーGP初日のハンガロリンクで再び最速を刻んだのはランド・ノリスだった。1回目に続いて2回目のセッションでもトップに立ち、マクラーレンがこの週末の本命であることを強く印象づけた。2番手にはチームメイトのオスカー・ピアストリが入り、マクラーレン勢がワンツーを独占して初日を終えている。一方で、レッドブルは大苦戦。マックス・フェルスタッペンはマシンバランスに苦しみ、「運転できない」と無線で嘆く場面も。角田裕毅はそのチームメイトを上回る9番手につけ、少しでも巻き返しの兆しを見せた。以下、セッションを時系列で振り返る。

序盤:ノリスが早々にトップ、各車ミディアム/ハードで様子見
セッション開始後すぐに全車がコースインし、主にミディアムタイヤを装着して周回。5分経過時点でルクレールがトップタイムを記録したが、10分過ぎにノリスが1分16秒916をマークして首位に浮上。ピアストリはやや遅れて6番手に続いた。

中盤:ソフトタイヤ投入で全体タイム更新、ノリスが最速
セッション中盤にはソフトタイヤでのタイムアタックが始まり、ピアストリがまず1分15秒915でトップへ。だが直後にノリスが1分15秒624を叩き出し、2回連続で最速タイムを記録した。3番手にはルクレールが入り、アストンマーティン勢も続いて上位に顔を出した。

終盤:ロングラン突入、レッドブルは依然苦戦
残り15分からは高燃料でのロングランへと移行。多くのマシンがミディアムタイヤに戻す中、ハミルトンやベアマンはソフトのまま周回を継続。角田裕毅はこのロングラン中も安定して走行を重ね、最終的に9番手を確保。フェルスタッペンは「前も後ろも滑る」と無線で訴え、14番手に終わった。

トラブルも発生、サインツはテレメトリを喪失
ウィリアムズのカルロス・サインツはセッション中にテレメトリを失い、DRSなどの機能も作動せず。ピットに戻る指示も届かず走行を続ける混乱が見られた。また、ローソンも下位に沈み、レーシングブルズとしては課題の残る内容となった。

FP2結果:マクラーレンが再び1-2、角田裕毅は9番手で初日を締める
トップはランド・ノリス(1分15秒624)、2番手はオスカー・ピアストリ(+0.291秒)、3番手はシャルル・ルクレール(+0.399秒)。アストンマーティン勢が4・5番手に続き、フェラーリとメルセデスも好位置を維持。角田裕毅は今季ベストの9番手でフェルスタッペンを上回り、好感触を得た。

ハンガリーGP F1 ハンガリーグランプリ

2025年F1 ハンガリーGP フリー走行2回目 結果・タイムシート

PosNoドライバーチームタイムGAPLAP
14ランド・ノリスマクラーレン1分15秒624 27
281オスカー・ピアストリマクラーレン1分15秒9150.29130
316シャルル・ルクレールフェラーリ1分16秒0230.39928
418ランス・ストロールアストンマーティン1分16秒1190.49528
514フェルナンド・アロンソアストンマーティン1分16秒2330.60925
644ルイス・ハミルトンフェラーリ1分16秒3290.70528
763ジョージ・ラッセルメルセデス1分16秒4170.79327
86アイザック・ハジャーレーシングブルズ1分16秒4270.80330
922角田裕毅レッドブル1分16秒4850.86130
1012アンドレア・キミ・アントネッリメルセデス1分16秒5200.89626
1187オリバー・ベアマンハース1分16秒5670.94327
1227ニコ・ヒュルケンベルグザウバー1分16秒6801.05631
1331エステバン・オコンハース1分16秒7041.08029
141マックス・フェルスタッペンレッドブル1分16秒7911.16725
1555リアム・ローソンレーシングブルズ1分16秒8121.18829
1630カルロス・サインツJr.ウィリアムズ1分16秒8741.25032
1798ガブリエル・ボルトレトザウバー1分16秒9461.32229
1823アレクサンダー・アルボンウィリアムズ1分17秒0211.39730
1910ピエール・ガスリーアルピーヌ1分17秒0431.41925
2043フランコ・コラピントアルピーヌ1分17秒1591.53529


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カテゴリー: F1 / F1ハンガリーGP