アストンマーティン・ホンダF1振動問題 ストロール「15周が限界」

ランス・ストロールとフェルナンド・アロンソは、ともにこの振動問題の影響を受けており、チームはレース中の走行距離を制限せざるを得ない状況にあるとされる。そうした現実を前に、ストロールは現在の状況を受け入れつつも、将来に対しては前向きな姿勢を示した。
ホンダPUの振動問題がレース距離に影響
チーム代表エイドリアン・ニューウェイは、ホンダ製パワーユニットによる振動がドライバーに深刻な影響を与える可能性があると説明している。
振動はテスト期間中から問題となっていたが、現在も完全には解決していない。特にドライバーの手に伝わる振動が問題視されている。
フェルナンド・アロンソは25周以上の連続走行で神経損傷のリスクがあると感じており、ランス・ストロールは15周程度が限界だと考えているという。
オーストラリアGPは58周で争われるため、このままではアストンマーティンのドライバーはレースの半分にも到達できない可能性がある。
ストロール自身も、振動がドライバーだけでなくマシン全体に影響していると認めた。
「振動はかなり大きい」とストロールはバーレーンでPlanetF1.comなどのメディアに語った。
「バーレーンではドライバーの身体的な問題だけでなく、マシン全体がそのレベルの振動で壊れそうな状態だった」
「エンジンにとっても良くないし、クルマのどの部分にとっても良くない。人間にとっても同じだ」
「だからここ数週間で問題を解決しようと作業をしてきた。もし改善していれば、今週末はもう少し良い状況になるはずだ」
「もし改善していなければ、周回を重ねるのはかなり難しくなるだろう」

「魔法のクルマの年もあれば最悪の年もある」
現在の苦しい状況について、ストロールは現実的な姿勢を示している。
「これが人生だと思う」とストロールは語った。
「ここはフォーミュラ1だ。ドライバーとして、ある年はクルマに乗ると魔法のように速いこともある」
「でも別の年には、乗ってみると最悪のクルマということもある」
「だから受け入れて、今あるものを使って戦うしかない」
「今は厳しい時期だけど、未来はとても明るいと信じている」
「僕自身もチーム全体も、今の状況を受け入れて全力で戦うだけだ」
手首の古傷には影響なし
ストロールにとって一つの救いは、振動が過去の負傷に直接影響していないことだ。
ストロールは2023年シーズン開幕前、自転車事故で両手首と足の指を骨折した。さらに2025年にはその負傷が再び問題となり、スペインGPを欠場して手術を受けている。
しかし今回の振動問題について、ストロールは手首には影響が出ていないと説明した。
「手首は大丈夫だ」
「問題はそれじゃない。単純に僕たちは速くない」
「エンジン側でもシャシー側でもパフォーマンスを見つけないといけない」
「それに信頼性の問題も多くて、走行時間をかなり失ってしまっている」
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