元F1ドライバーのミカ・サロ バンコクで28針の重傷も「襲われたとは感じない」

傷は28針を縫う重傷だったものの、サロは事件性を否定。タイ警察は防犯カメラ映像の解析を進める一方、同時期に似たような負傷例が複数報告されていたことも判明し、事故だった可能性も含めて調査を続けている。
“刃物で刺された”との報道が拡大
ミカ・サロは数日前、バンコク市内で道路を横断中に脚へ強い痛みを感じた。本人によれば、当初は「小さな接触」があった程度だったという。
しかし負傷は予想以上に深く、病院では28針を縫う処置を受けた。さらに医師が「鋭利な刃物による傷のように見える」と判断したと伝えられたことで、フィンランド国内だけでなく国際的にも報道が拡大した。
タイは現在、将来的なF1グランプリ開催を強く推進している最中であり、観光客が襲われた可能性が浮上したことで現地メディアも大きく反応した。
サロ本人は襲撃説を否定
だが、警察やメディアの取材に応じたサロは、襲撃を受けたという感覚はなかったと説明している。
「襲われたとは感じなかった」
現在は、走行中のオートバイのナンバープレートなどに偶然接触して負傷した可能性が高いと考えているという。
タイのテレビ局PPTVも、「本人は攻撃を受けた感覚がなく、金品も盗まれていないため、暴行事件とは考えていない」と報じた。
同様の負傷例も浮上 警察は映像を解析
一方で、バンコク警察は事件を完全には事故と断定していない。
警察は防犯カメラ映像を確認するとともに、同時期に地元住民や観光客が似たような切り傷を負ったとの報告についても調査している。
フィンランドメディアによると、病院関係者は当夜、同様の傷を負った患者が複数搬送されたと警察に伝えたという。
そのため、警察は単発の事故なのか、何らかの共通要因が存在するのかを慎重に確認している段階だ。
タイ警察の対応を高く評価
またサロは、一部報道で「警察に連行された」と伝えられた件についても訂正した。
「警察から連絡があり、話を聞かせてほしいと言われただけだ。どこかへ連れて行かれたわけではない」
さらにサロは、タイ当局の対応の速さを称賛した。
「タイ警察は本当に素晴らしかった」
「防犯カメラ映像などもすぐに用意してくれた」
「ここでは観光客の負傷は大きな問題なんだ」
タイGP構想への影響は限定的か
今回の騒動は、タイ政府がF1招致を進めるタイミングと重なったことで国際的な注目を集めた。
ただし現時点ではサロ本人が事件性を否定しており、警察も事故の可能性を含めて調査を継続している状況だ。
サロ自身もタイの安全性への信頼は変わっていないと強調しており、今回の一件にもかかわらず「近いうちにまた訪れたい」と語っている。
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