ランボルギーニCEOがフェラーリ初EVに持論「PHVへ転換して正解だった」

ヴィンケルマンは直接的な批判こそ避けたものの、自社がEV計画を撤回してプラグインハイブリッド(PHV)路線へ舵を切った判断について「正しい方向だった」と強調している。
フェラーリ「ルーチェ」論争にライバルが見解
フェラーリのルーチェは、ブランド初のEVとして大きな注目を集めている一方、そのデザインやコンセプトを巡って賛否が分かれている。
元フェラーリ会長のルカ・ディ・モンテゼーモロは「中国メーカーでさえコピーしないクルマだ」と皮肉り、「伝説を壊しかねない」とまで語ったことで話題となった。
そうした中、同じイタリアのスーパーカーメーカーであるランボルギーニの動向にも注目が集まっていた。ランボルギーニは今年2月、EVとして計画していた「ランザドール」の市販化方針を見直し、PHV化へ転換することを決定している。
「顧客はEVを求めていない」
CNBCの取材に対し、ヴィンケルマンは競合批判を避けながらも、自社の判断に自信を示した。
「我々にとって、従来の内燃エンジンからプラグインハイブリッドへ移行する決断は非常に重要だった。そしてそれはうまく機能している」
「競合他社について語ることはない。しかし、誰もがそれぞれの戦略を持っている」
さらにヴィンケルマンは、市場調査の結果がEV撤退の決め手になったと説明した。
「市場を観察した結果、このカテゴリーの顧客におけるEVの受容曲線は上昇していないことが分かった。そのため我々はフルEVから離れ、プラグインハイブリッドへ移行することを決めた」
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— Lamborghini (@Lamborghini) May 27, 2026
高級車市場で続くEVへの慎重姿勢
ランボルギーニは今年2月のEV計画見直し発表時にも、高級スポーツカー市場におけるEV需要が伸び悩んでいるとの見解を示していた。
ヴィンケルマンは当時、「ランザドールが属するラグジュアリー市場ではEVの受容曲線が横ばいになっており、ほぼゼロに近い」と説明。「現在のEVは、この種のクルマに求められる感情的なつながりを提供するのに苦労している」と語っている。
一方で今回のインタビューでは、フェラーリのルーチェについて全面否定する姿勢は見せなかった。
「イノベーションは成功のために不可欠だ」と認めつつも、「顧客が求めていない革新を押し付けるべきではない」との考えを示した。
フェラーリとランボルギーニで分かれる電動化戦略
今回の発言は、イタリアを代表する2つのスーパーカーブランドが電動化に対して異なるアプローチを取っていることを改めて浮き彫りにした。
フェラーリはルーチェを通じてEV市場への本格参入を進める一方、ランボルギーニは現時点でPHVを最終形と位置付けている。
高級スポーツカー市場でEVが本当に受け入れられるのか。ルーチェの販売動向は、今後のスーパーカー業界全体の方向性を占う試金石となりそうだ。
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カテゴリー: F1 / 自動車ニュース
