アルファタウリ・ホンダF1 「ショートランとトップスピードに手応え」 / F1ベルギーGP 金曜フリー走行
アルファタウリ・ホンダF1のチーフレースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズは、2020年のF1世界選手権 第7戦 F1ベルギーGPの初日の作業を振り返った。

アルファタウリ・ホンダF1は、ピエール・ガスリーが10番手タイム、ダニール・クビアトが12番手タイムと予選でのQ3を狙えるラップタイムで初日のセッションを終えている。

「スパに来るときは、天気に関して、雨、曇り、晴れと予報が毎日変わりる不確かな状況に直面していた。そのため、週末にむけてリアウイングのレベルやダウンフォース選択のプランニングがより難しかった。ドライのときは1つのレベルが好ましくても、ウェットになれば、完全に異なるものになってしまう」とジョナサン・エドルズは語る。

「我々はそれを踏まえたプランを立てていたが、今日は雨がセッションに影響することなく、天気が良かったので、ドライのプログラムを完了して多くの有益なデータを得ることができた」

「FP1は非常に生産的なセッションとなり、特にショートランにおけるパフォーマンスは予想通りだったし、トップスピードは競争力がありそうだ。ピエールのマシンは、不運にも縁石にヒットしてフロアにいくらかダメージを負ったことで少しタイムを失い、セッション中に望んでいたすべての走行を終えられなかった。ここではかなり低めのアグレッシブなマシンにすることもできるが、少しでもワイドにふくらんでしまうとかなりのダメージを負ってしまうという欠点がある。それによって彼は少しタイムロスがあったが、それでも、FP1終盤にはかなりポジティブだった」

「FP2に向けてはいくつか変更を施したが、バランスがアンダーステア傾向になり、理想的でなかった。全体的にFP2は期待していた競争力を十分に示すことができなかったと思うし、バランスを良くするため、明日に向けて変更を加える予定だ。VSC(バーチャルセーフティカー)と赤旗があり、ロングランは望んでいたようにクリーンではなかった。スパは本当に長いラップなので、コース上で障害があると各タイヤの周回数が減り、日曜日の準備としてコンパウンドを理解するのが少し難しくなる。それでも、今は3種類のすべてのコンパウンドの情報を得られているので、明日とレースに向けた最適なタイヤとダウンフォースレベルを選べるように分析を完了させるつもりだ」

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カテゴリー: F1 / スクーデリア・アルファタウリ / ホンダF1 / F1ベルギーGP