フェルナンド・アロンソがアルピーヌ“ランチ訪問” アストンマーティンF1火消し
フェルナンド・アロンソがカナダGPの週末にアルピーヌのホスピタリティユニットにいるところを目撃されたことを受けて、アストンマーティンは彼が移籍を検討しているという憶測を打ち消した。

アロンソは2023年にアストンマーティンに加入し、2024年シーズンも契約していた。そして4月には2026年まで契約を延長したことが発表された。しかし、週末にアルピーヌで彼が目撃されたことで、かつてタイトルを獲得したエンストンのチームへの復帰の可能性をめぐる臆測が再燃することになった。

Sky F1の実況中、デビッド・クロフトは次のように語った。

「アルピーヌについてドライバーに関する話題があるときには、またアロンソについての話題も出てくる。そして、パドックの中で再びその話題が持ち上がっている。アロンソがこの週末、アルピーヌのホスピタリティユニットを4回訪れたという報告を聞いた」

かつてルノーとアルピーヌで幹部を務めたマルチン・ブドコウスキも、モントリオールでアロンソの姿を少なくとも2回目撃したと述べた。

「日曜の朝、彼がホスピタリティユニットから出てくるのを見た。その後、彼はパートナーとトレーナーと一緒に隅のテーブルで昼食をとっていた」

ブドコウスキはさらに、「それが将来のアルピーヌへの復帰に向けた動きなのか、それともブリアトーレがちょっと騒ぎを起こして注目を集めようとしているだけなのか、あるいはお金を得ようとしているのか。だが、今回は昼食に来ただけだったようだ」と述べた。

フェルナンド・アロンソ F1 アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

しかし、アストンマーティンは彼らのドライバーがチームを離れる意向があるという話を明確に否定した。

Sky Sportsの番組『Any Driven Monday』の中で、アンディ・コーウェル(アストンマーティンのチーム代表)は次のように語った。

「彼がどのチームのホスピタリティを訪れようと、我々は彼を歓迎する。彼には我々と来年の契約があるし、それ以降もアンバサダーのような形で長期的に残ってくれることを期待している」

「彼が持ち込んでくれる戦闘的な精神、競争力は素晴らしいもので、チーム全体を刺激してくれる」

ニコ・ロズベルグが「フラビオ・ブリアトーレの噂について心配しているか?」と尋ねると、コーウェルは笑顔で「まったく」と答えた。

アロンソは2005年と2006年にルノーでF1ワールドチャンピオンとなっており、エンストンとの関係は深い。しかし、今回のランチ訪問はあくまで“ランチ”だったようだ。

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カテゴリー: F1 / フェルナンド・アロンソ / アストンマーティンF1チーム / アルピーヌF1チーム