フェルナンド・アロンソ F1引退判断は保留「今の成績では決断は難しい」

アストンマーティンはホンダとの新パートナーシップ初年度で苦戦が続いており、ドライバビリティ、ギアボックス挙動、エネルギーマネジメント、そして振動問題が課題となっている。カナダGPを前に、アロンソは現在の状況が長期的な判断を難しくしていると語った。
アロンソ「もう1年やりたいかを感じる助けになるかもしれない」
「正直なところ、それについては1分も考えていない」とアロンソはDAZNに語った。
「まだチャンピオンシップ序盤のこの難しい状況があり、それを解決しなければならない。シーズン後半にはそうできることを願っている」
「おそらく、それが僕の考えを少し開かせてくれて、もう1年やりたいと本当に感じるかどうかを助けてくれるかもしれない。今は自分のパフォーマンスがこういう状況なので、決断するのは難しい」
カナダGPに大きなアップグレードなし
アロンソは、モントリオールに大きなパフォーマンス向上をもたらすアップグレードは投入されていないと説明した。
「パフォーマンスアップグレードはないので、ハンドリングに集中できる」
「今後数か月で、エンジン面でも空力面でも異なるフィロソフィーが入ってくる」
カナダGPでの見通しについて問われると、アロンソは「最初の数戦と似たようなパフォーマンスになると思う」と語った。
クラック「ドライバーを守らなければならない」
アストンマーティンのマイク・クラックも、チームの停滞がドライバーにとって精神的に難しい状況になっていることを認めた。
「木曜、金曜、土曜、日曜と、彼らに同じ質問をすることになる」
「彼らにとって、同じことを繰り返し、同じ答えを返し続けるのは難しい。我々は彼らをそこから守らなければならない。フラストレーションが積み重なっていくからだ」
クラックは、カナダに投入された変更は小規模で、外からはほとんど見えないものにとどまると説明。より大きな空力アップグレードはシーズン後半にずれ込むという。
「我々は巨大な前進を果たす必要がある」
「そして、F1ではシーズン中に進歩することが難しいことも分かっている」
「各レースで少しずつ改善していくことで、モチベーションを保つ必要がある」

ホンダも性能と信頼性の両面で課題
ホンダのリードエンジニアである折原伸太郎は、性能と信頼性の両面でまだ課題が残っていると説明した。
「マイアミでは、バッテリーの信頼性において重要な一歩を踏み出しました」
「今はエネルギーマネジメントとドライバビリティの改善に集中しています」
「今年のパフォーマンスを改善するために、内燃エンジンを改善し、フリクションを減らす必要があります」
ニューウェイ体制の下で問われる修正力
クラックは、体調不良やマネジメント変更の噂も出ているエイドリアン・ニューウェイの技術開発上の主導権についても言及した。
「私はその判断を、エイドリアンと技術開発戦略を担当する人々の手に委ねている」
アロンソの去就は、単なる年齢や契約満了だけでなく、アストンマーティンとホンダが2026年F1シーズン後半にどこまで状況を立て直せるかに直結している。本人が「今のパフォーマンスでは決断が難しい」と語ったことは、チームの改善が2027年の進路判断に直接影響することを示している。
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