角田裕毅 「マックスのF1タイトル争いを考え無理にローソンを攻めなかった」

レース後、角田裕毅はショーに出演し、戦略判断やマシンの改善について詳しく語った。チームと自らの取り組みが結実し、予選・決勝ともに力強いパフォーマンスを見せられたことに満足感を示している。
ローソンの後方、ノリスの前で走行しました。ローソンは「ストレスの多いレースだった」と語っていましたが、あなたは楽しめたようですね?
はい、楽しめました。ただ同時にとても厳しいレースでした。特に後ろにマクラーレンがいて、チャンピオンシップのことも考えていました。マックスのタイトル争いもありますし、僕が無理にローソンを攻めれば、逆にマクラーレンが2台まとめて抜いてくるリスクがありました。だから挑戦しない判断は正しかったと思いますし、実際にオーバーテイクする十分なペースもありませんでした。
昨日は荒れた予選でしたが、今日は比較的落ち着いた展開でした。コクピットの中ではどう感じましたか?
昨日とは全然違いましたね。特に序盤は自分の戦略的にセーフティカーが出ないことを願っていましたし、終盤は逆に出てもいいかなと思いましたが、結局出ませんでした。去年もそうでしたが、ここは意外とセーフティカーが少ないです。みんなが慣れてきたのだと思いますし、F1グリッドのレベルが本当に高いことを示していると思います。そういう意味でも楽しめました。
予選と決勝を通じて強い結果を出せたのは大きな収穫だと思います。どれほど自信になりましたか?
今後に向けてすごく自信になります。チームがマシンにいくつか変更を加えてくれて、それが僕のドライビングスタイルにも合いましたし、自分自身もロングランで工夫をしました。先週、マックスとの違いに気付いてシミュレーターで試したところ、いい感触を得られました。それを今回の実走に活かしていくことができました。まだ理想のレベルには達していませんが、確実に前進できたと思います。この方向性を続けてもっと成長していきたいです。

6位入賞を果たした今回は、レッドブル・レーシングの祝賀写真の中央におさまった。
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