ヤルノ・トゥルーリ、TF109で初走行
2009年1月21日

19日に初のテスト走行を終えた小林可夢偉に代わり、テスト走行2日目にステアリングを握ったのはヤルノ・トゥルーリ。
走行開始直前から激しい雨が降り始め、トゥルーリは、テスト走行でTF109に関する初期データをできるだけ収集する予定だったが、参加した全チームのテストに影響を及ぼすほどの時にあられを伴う悪天候の下、何とか懸命に30周の走行をこなした。
小林可夢偉 「KERS搭載のTF109は興味深い体験」
2009年1月20日

前日の18日にも、トラブルもなく順調にTF109を走らせた小林は、新型車のパフォーマンスを確かめ、情報を集めるとともに、今週初めてサーキットで使用された運動エネルギー回生システム(KERS)のテストをこなし続けた。
トヨタ TF109が初走行
2009年1月19日

合同テスト前日の18日、トヨタは2009年マシン「TF109」のシェイクダウンを行った。TF109のステアリングを握ったのは、サードドドライバーの小林可夢偉。
トヨタ TF109には、発表会では装着されていなかったシャークフィンを装着された。シャークフィンは2009年のレギュレーションで装着が許されている。
トヨタ TF109の空力処理
2009年1月16日

シャシーは、パスカル・バセロンによって設計され、マーク・ギランが初めてエアロダイナミクスをまとめたTF109は、規制の多い新しいレギュレーションを均整のとれた美しいデザインで対応している。
両方エンジニアは、TF109の開発において、メカニカル面とエアロ面の両方で安定性を目指した。
トヨタ TF109 開発ストーリー
2009年1月15日

“TF109”はパナソニック・トヨタ・レーシングの近年のレースカーから進化し、FIAによって規定された、新しいボディ形状をまとった。それは幅の広がったフロントウィング、逆に狭くなったリアウィングと、より少なくなった空力パーツからなっており、それらが2009年向けF1カーの装備となる。
トヨタ TF109
2009年1月15日

TOYOTA TF109
トヨタの2009年F1マシン「TF109」は、パナソニック・トヨタ・レーシングの近年のレースカーから進化し、FIAによって規定された、新しいボディ形状をまとった。それは幅の広がったフロントウィング、逆に狭くなったリアウィングと、より少なくなった空力パーツからなっており、それらが2009年向けF1カーの装備となる。
ヤルノ・トゥルーリ Q&A (2009年シーズンプレビュー)
2009年1月15日

2009年シーズンへ向けた予想は?
トヨタの競争力は再び高くなると予想している。それ以上のことは言えない。シーズン最初の数戦が終わるまで待つしかない。私自身は非常に自信家であり、常にポジティブなので、今シーズンも上手く行くと考えており、高い望みを持っている。しかしながら、私の経験では、冬季オフシーズンに何を言っても、その多くは、シーズンが始まるまでほとんど意味がないことが分かっている。重要なのは、実際にコースで何をするかだ。トヨタでの初優勝のために戦えることを望んでおり、それは私の夢だ。現在のF1は非常に競争が激しいので、今シーズンはエキサイティングで、非常に興味深いものになると予想している。シーズンを迎えるのが楽しみだ。
ティモ・グロック Q&A (2009年シーズンプレビュー)
2009年1月15日

2009年の個人的な目標は?
力強かったトヨタとの1年目のシーズンを基に、今年はそれ以上の結果を望んでいる。それは、多くのレースで、可能であれば全戦で、安定してポイントを獲得するということであり、もっと表彰台に上る機会を増やすことを意味している。トヨタでのF1初優勝をもたらすのが夢だ。初めてのF1フル参戦シーズンに2位表彰台を獲得できたことは大変良かったが、今は、更に回数を増やし、表彰台の常連になりたいと思っている。表彰台でのシャンパンファイトにも慣れたからね! 私個人の能力に関しては、昨シーズンの間に果たせた進歩にとても満足している。エンジニアやクルーそしてチーム全体と素晴らしい協力関係に気付くことが出来た。そしてそれは今後も続いていくと思う。ドライバーとしては、チームとF1カーについて多くを学んだが、その経験は“TF109”の開発において大いに役に立つだろう。
小林可夢偉 Q&A (2009年シーズンプレビュー)
2009年1月15日

パナソニック・トヨタ・レーシングのサードドライバーとして2年目のシーズンを迎えることについてどう考えていますか?
今年もチームと共にいられることはとても嬉しいし、“TF109”の開発に挑戦することを楽しみにしている。今年もGP2アジアシリーズとGP2シリーズに参戦しながらトヨタのサードドライバーの役割を果たすことになり、忙しいシーズンになるだろうが、私は若いし、レーシングカーをドライブすることを愛しているので問題はない。今年は私にとって重要な年になるだろう。F1へ向けてのキャリアを完璧なものとするために、是非ともGP2での成功を果たしたい。将来どうなるかはわからないが、今年は決して諦めることなく、常に全力を尽くして戦っていくつもりだ。