ヤルノ・トゥルーリ(トヨタF1)
トヨタは、F1 フランスGP予選で、ヤルノ・トゥルーリが5番手、ティモ・グリッドが10番手だった。しかし、ハミルトンとコバライネンのペナルティにより、決勝はトゥルーリが4番手、グロックは8番手からのスタートなる。

ヤルノ・トゥルーリ (5位)
「今日の予選セッションはとても良い結果となった。2台共に10位以内に入れて自分にとってもチームにとっても本当に嬉しいよ。そこまで速く走れるとは予想していなかったのだけれど、この週末は調子がどんどん良くなっていった。車はバランスが良く取れていて、すべてがうまく行った。ラストの周回は特にうまく行った。第3セッションでは、燃料を積んだ状態で限界を把握するためにかなりプッシュしたせいでスピンしてしまった。けれど、慌てることなく、ラストランのために設定をいくつか変えた。明日になってみないと分からないけれど、今のところは、レース状態の車のドライビングに、さらに自信を持っているから、良い結果が出せると思っている。もちろん、オベ・アンダーソンと彼が我々のために行ってきたすべてを偲ぶ為に、我々にとって今週はとても重要だ。今日は好調なスタートを切れた。我々は今週末の成果のすべてを彼に捧げたいと思う。」

ティモ・グロック (10位)
「昨日の公式練習での問題点を考えれば、我々はこの結果に満足しているよ。けれど、まだタイヤに苦労している。少ない燃料だと、ヤルノと同じくらい速いペースで走れるのだけれど、予選第3セッションで多めの燃料を積んだら、少々手こずった。だから、明日のレースでタイヤをもっとうまく扱う方法を見つけるために、まだやらなくてはいけないことがある。それでも、今日の結果は本当に良かったよ。このサーキットで、またケルンで一生懸命仕事してくれているチームの皆にとって、両車ともに10位以内に入れたのは良かった。明日のレースではポイントを獲得できればと思っている。」

パスカル・バセロン シャシー部門シニア・ゼネラル・マネージャー
「モントリオールでの厳しかった予選を踏まえれば、今日のような一日は大歓迎だ。空力とサスペンションの進化という、車の大きなアップグレードを行ってここに来たので、特に満足している。そして、それが上手く機能しているのを見ることが出来て、とても嬉しい。ティモは、昨日少し手こずっていたが、彼と彼のエンジニアが昨晩から良い仕事をしてくれて、今日はペースを取り戻すことが出来た。我々は、明日、非常に暑いレースに備えなければならない。両車ともに良いポジションにいるが、レースはすべてタイヤの扱いに懸かっている。明日は非常に暑くなるだろうし、マニクールはタイヤに大きなストレスを与えるコースだ。今はただ、ここに持ってきているすべての新しいパーツを準備してくれた、ファクトリーで働くすべてのメンバーに感謝しなくてはならない。彼らの素晴らしい努力は報われた。今は、このことをオベ・アンダーソンに捧げるに相応しい結果に変えるため、一生懸命頑張るのみだ。」

新居章年 技術コーディネーション担当ディレクター
「予選で目標としていた、ヤルノ、ティモ二人揃ってのトップ10グリッドを確保出来た。予選開始時点で路面温度が40℃を超え、コンディションは決して良くなかったが、豊富なデータから得たセッティングが功を奏し、この予選結果に繋がった。明日の決勝レースでは気持ちを引き締め、表彰台の一角を伺うつもりで、ドライバーもチームもミスのない、積極的ないいレースをしたい。」

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カテゴリー: F1 / トヨタ / ヤルノ・トゥルーリ / F1フランスGP