F1 ルノーF1 カナダグランプリ
ルノーF1は、カナダGPで導入するF1エンジンアップグレードでメルセデスとフェラーリとのギャップを縮めるための大幅なパフォーマンス向上を果たせると楽観的に捉えており、またワークスチームは新しい空力パッケージとメカニカルアップグレードの導入も予定している。

ルノーF1は、ライバルのエンジンメーカーと同様にF1カナダGPで開発プランの一環として新スペックのパワーユニットを投入する予定となっている。

ルノーのテクニカルディレクターを務めるニック・チェスターは、アップグレード版のパワーユンットを“Bスペック”と称しており、マネージングディレクターを務めるシリル・アビテブールもエンジンアップグレードについて楽観的な姿勢をみせている。

「したがって、我々は楽観主義でカナダを楽しみにしている。我々にはパワーユニット開発の次のフェーズが計画されており、空力とメカニカルにも多くのアップグレードが導入される」とシリル・アビテブールはコメント。

「カナダはタフなレースだが、我々は全てのチャンスを最大限に生かすために仕上げていく必要がある」

ルノーとカスタマーチームのマクラーレンは、パワーセンシティブなジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで直ちにエンジンをアップグレードすると見られているが、レッドブル・レーシングはグリッドペナルティを受けることになるため、まだ正式に計画を発表していない。

ダニエル・リカルドは、第2戦バーレーンGPでの故障によってパワーユニットのすべてに2基目のコンポーネントを投入している。MGU-K、コントロールエレクトロニクス、エネルギーストアは年間2基までしか使用できず、3基目のMGU-Kを導入した際には10グリッド降格ペナルティ、エネルギーストアとコントロールエレクトロニクスも導入すれば、それぞれ5グリッド降格が科せられ、合計で20グリッド降格となる。マックス・フェルスタッペンは、F1モナコGPで3基目のMGU-Kを投入してすでに10グリッド降格ペナルティを受けている。

ホンダもF1カナダGPにパワーユニットにアップグレードを投入することを明らかにしており、メルセデスとフェラーリはより小規模なアップグレードが導入されると見られている。

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カテゴリー: F1 / ルノーF1チーム / F1カナダGP