2025年F1ハンガリーGP 予選:11番手以下 ドライバーコメント
2025年F1ハンガリーGPの予選で11番手以下だったドライバーのコメント。8月2日(土)にハンガロリンクで2025年のF1世界選手権 第14戦 ハンガリーグランプリの公式予選が行われた。

Q2敗退となったハミルトンやサインツら経験豊富なドライバーたちは、紙一重のタイム差に泣いた。気温や路面変化、そして戦略判断が結果を左右する中盤グリッドでは、ルーキーたちの躍進とベテランの苦戦が交錯した。

Q1では角田裕毅が0.02秒差で敗退し、アルピーヌ勢はともにQ3進出を逃す結果に。ザウバーのヒュルケンベルグとウィリアムズのアルボンも最下位争いに沈んだ。明日のレースでは天候の不安定さが逆転のチャンスになる可能性もある。

11番手:アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
「今週末はこれまでよりもクルマに対する自信を感じていたし、自分自身の走りにも満足していた。Q1はスムーズに進んだけど、Q2でノックアウトされたのは本当に悔しい。最後のアタックに入る時、前のラップよりリアのグリップが弱く感じて、周回を通じて悪化していった。おそらくタイヤの温度が高すぎたんだと思う。クルマのポテンシャルはQ3に進めるレベルにあったから、原因を分析して次に活かしたい。明日は天候も読めないし、全力でポイントを狙っていく」

12番手:オリバー・ベアマン(ハース)
「Q2の1回目は雨がパラついていて、視界に水滴が見えるとちょっと怖くもなるけど、コースの感触も走るたびに変わっていた。だからアジャストに苦労した。ラップをまとめきれなかったのは悔しいけど、全体的にはクルマのフィーリングも良くて、明日に向けては楽観的だ」

13番手:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
「明らかにすごくがっかりしている。0.1秒差で落ちたのがすべてを物語ってる。シャルルとチームにはおめでとうと言いたい。全てが噛み合えばこういう結果も出るという証拠だ。僕はやるべきことが山ほどあるから、そこに集中して取り組む」

14番手:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
「週末ずっと苦しんできたことを考えれば、P13は受け入れられる結果だ。グリップを見つけて、必要な時に良いラップを出せたけど、Q3まであとわずかというのはやっぱり悔しい。特にセクター2では少しトラフィックとダーティエアの影響があったかもしれない。でも今日はポジティブな面を重視して、明日に集中したい。天候次第で何か起きるかもしれないし、チャンスがあれば確実にものにしたい」

15番手:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
「今日の予選結果には満足とは言えないけど、クルマの感触や自分の自信という点では確実に前進できたと思う。昨日まであまりうまくいってなかったから、チームが夜を徹して改善してくれて、それが形になったのは良かった。ただまだ足りない部分もあるし、コンスタントに戦えるようもっと取り組まないといけない。明日はまた天気がカギになるだろうし、柔軟に対応したい」

ハンガリーGP F1 ハンガリーグランプリ 角田裕毅Q1敗退も僅差、角田裕毅は“納得の走り”でわずか0.02秒差

16番手:角田裕毅(レッドブル)
「チームとしてはここまでかなり厳しい週末になっています。グリップ不足で全体的にペースが上がらず、その影響が予選にも出てしまいました。個人的には、自分のパフォーマンスにはある程度満足していますし、ミスもなく走れてマックスとも近いタイムで戦えたのはポジティブです。わずか数ミリ秒の差でQ2進出を逃したのは本当に悔しいですけど、天気が変わるかもしれないので、明日は全力で前に出られるよう頑張ります」

17番手:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
「Q1敗退はやっぱり悔しい。予選前から厳しい展開になるとは分かっていたけど、最近はなんだかんだでまとめられていたから今日も何とかなるかと思っていた。でも今日はクルマが全然言うことを聞いてくれなかった。特にアンダーステアがひどくて、思うように攻められなかった。週末を通じてずっと苦しんでいたけど、明日は天候が助けになるかもしれない。状況を見ながら少しでも順位を上げたい」

18番手:エステバン・オコン(ハース)
「ラップ自体は良かったから、なおさらガッカリしてる。スパではいい走りができてたし、ここは得意なサーキットだからもっとやれると思ってた。でもFP1以降、クルマのパフォーマンスに苦しんでいた。クルマのフィーリングは悪くなかったけど、何かが噛み合っていなかった。理由をしっかり調べて次に活かしたい」

19番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)
「今日は本当に残念だった。フリー走行ではバランスも良くて、手応えはあったんだ。FP3でもアタックに自信があったのに、Q1では全く違う挙動になってしまって、特に高速コーナーでリアのグリップがなくなった。週末通して見られなかった変化が突然現れたんだ。チームは最近いい仕事をしているから、データを見直してしっかり原因を突き止めたい」

20番手:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
「このサーキットが僕たちにとって難しいのは分かってたけど、予想以上に厳しかった。週末ずっとフィーリングが合わず、予選ではFP1仕様に戻した。あのときの方がマシだったからね。でも路面が進化してたせいか、それも通用しなかった。アウトラップが遅すぎたのと、リアタイヤの劣化が重なってバラバラな走りになってしまった。P20からのレースは厳しいけど、雨が降るかもしれないし、何が起こるか分からない」

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カテゴリー: F1 / F1ハンガリーGP / F1ドライバー