レッドブルF1代表 「角田裕毅もマックス同様十分なグリップを得られなかった」
レッドブル・レーシングのチーム代表ローラン・メキースは、2025年F1メキシコGP予選を終えて、マックス・フェルスタッペンと角田裕毅がマシンの“スイートスポット”を見つけられなかったと語った。

マックス・フェルスタッペンは1分16秒070で5番手。フリー走行2回目(FP2)では最速を記録したものの、予選では思うようにペースを引き出せず、アンダーステアとオーバーステアの両方に悩まされる難しい一日となった。

一方、角田裕毅はQ3進出まであと一歩の11番手。カルロス・サインツJr.のグリッド降格により、決勝は10番グリッドからのスタートとなる。

フェルスタッペンは「クルマに多くの変更を加えたが、予選ではすべてがうまく噛み合わなかった。バランスが予測できず、スライドが多くてグリップを失っていた。ロングランも劇的に良くなるとは思えないが、トラブルを避けて最善を尽くす」とコメントした。

角田裕毅も「今週末は全体的にいい感触だったけれど、予選ではグリップが足りなかった。マックスとの差を詰められたのは良い兆候だと思う。明日は10番グリッドからしっかり集中して、コンストラクターズの2位争いに貢献したい」と前向きに語った。

レッドブル F1 角田裕毅

メキース代表は予選後、次のように振り返った。

「この週末、我々はまだマシンを“スイートスポット”に持っていくことができていないと言っていいだろう」とメキースはコメント。

「マックスについては、彼自身が“自分の好きなようにプッシュできない”とかなり率直に話しているのを聞いただろう。我々は多くのことを試したが、彼が満足してプッシュできるようなクルマを見つけ出すには至らなかった。周囲の競争レベルが非常に高いなかで、自分たちのウインドウから外れてしまえば、すぐにその代償を払うことになる」

「今夜はレースペースの改善を図れるかどうかに多くの注意を注ぎ、今朝のセッションではそのための時間を割いた。もしそれが今日のショートランで露呈したとすれば、現時点では判断が難しい。答えはレース後にわかるだろう。これもゲームの一部であり、我々は学び続けている。明日はまだ非常に長いレースが控えている。ライバルたちは皆我々のすぐ近くにいて、ここでは何が起こってもおかしくない。退屈なレースにはならないと確信している」

「角田もマックスと同様の苦戦を強いられ、十分なグリップを得られなかった。そのため予選をうまくまとめきれなかったが、明日は10番手スタートだ。チームの戦いにおいて重要な役割を果たし、強いポイントを獲得してくれると信じている」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / F1メキシコGP / マックス・フェルスタッペン / 角田裕毅