周冠宇、フェラーリF1のテスト兼リザーブドライバーの役割を終了
スクーデリア・フェラーリは、2026年のF1世界選手権シーズンを前に周冠宇がテスト兼リザーブドライバーの役割を離れたことを発表した。

周冠宇は、2024年末でザウバーのレースシートを失った後、2014年から2018年まで在籍していたフェラーリ・ドライバー・アカデミーの縁もあり、フェラーリに復帰していた。フェラーリでは、世界耐久選手権(WEC)でのフェラーリドライブと役割を兼務するアントニオ・ジョヴィナッツィとともに、リザーブドライバーを務めていた。

中国人ドライバーの周は、パドックにとどまり続けることで、2026年にF1参戦を予定しているキャデラックのシート獲得につなげたいと考えていた。しかし、マネージャーであるグレアム・ロードンがキャデラックのチーム代表を務めているにもかかわらず、同チームはバルテリ・ボッタスとセルジオ・ペレスを起用する決断を下した。

周冠宇はフェラーリ復帰以前の時点で、フルタイムのシートを得られない場合でも、リザーブドライバーに甘んじる状況は避けたいという考えを明かしていた。

「F1では、とにかく速く、効率的である必要がある。チャンスがあるのに待ち続けてしまえば、ずっとサードドライバーのままで終わる可能性もある。それは僕が望んでいることではない」

周冠宇の今回の離脱は、2026年に向けたF1ドライバー市場の厳しさを改めて浮き彫りにした形だ。新規参戦のキャデラックでさえ即戦力と経験を優先した現実は、周のような若手ドライバーにとって、リザーブという立場が必ずしも将来への近道ではないことを示している。今後、周がどのカテゴリーで次のキャリアの一手を打つのかが注目される。

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カテゴリー: F1 / 周冠宇