レッドブルF1、エンジン凍結の譲歩案として燃料割当によるBoPを提案?
レッドブルF1は、2022年以降もホンダのF1エンジンで参戦するためにエンジン開発を凍結させる計画についてライバルチームからサポートを得るために新たに“BoP(パフォーマンス・オブ・バランス)”ルールを提案すると報じられている。

レッドブルF1は、現在のエンジンサプライヤーであるホンダが2021年限りでF1から撤退することに対する解決策を模索している。最も好ましい解決策として、ホンダのF1エンジンの知的財産権を引き継いで開発することに高額なコストをかけないように2021年末でのエンジンの凍結を提案している。

ただし、完全にエンジンを凍結した場合、ライバルと同等ではないメーカーにとっては不利になる。2020年で最も弱いパワーユニットだと考えられているフェラーリは、凍結によって最も失うものが大きくなる可能性がある。

RaceFans は、レッドブルは“BoP(パフォーマンス・オブ・バランス)”を組み込んだ部分的な凍結を提案すると報道。これによって、メーカーはパワーユニットを一定のレベルまで開発し続けることができる。

潜在的なバランスメカニズムのひとつは、パフォーマンスに基づいて各チームが受け取る燃料割り当てを制限することだ。このアイデアは、先月にアルファタウリ・ホンダのチーム代表であるフランツ・トストが RaceFans の取材で提案していた。

「現在、メルセデスが残りのエンジンよりも約0.3~0.5秒速いと計算すれば、フィールドのバランスを取るために彼らに与える燃料をどれくらい少なくすればいいかは簡単に計算できる」とフランツ・トストは語った。

だが、エンジンパフォーマンスを制限することは、必然的にダブルタイトル7連覇にむけて進んでいるメルセデスが犠牲を払うことになる。メルセデスF1のチーム代表であるトト・ヴォルフは、完全なエンジン凍結のアイデアを支持しているが、ライバルが彼らのアドバンテージを減らすことを可能にする変更には反対する可能性がある。

「メルセデスは、この本当に高いレベルのパフォーマンスを実現するためのインフラストラクチャを開発するために素晴らしい仕事をした。通常、チームはこれらに対して罰せられいるべきではない。それは少し不公平だ」とフランツ・トストは述べた。

「しかし、私ならどうするかと尋ねられたら、このように答えるだろう」

レッドブルは、ホンダのF1エンジンの生産を引き継ぐための準備をするために2週間以内にエンジン凍結の提案に対する決定が下されることを望んでいる。

だが、フェラーリは、レッドブルがホンダのF1エンジンを継続する必要性はないと考えているとされている。レギュレーションでは仮に6月までにエンジンサプライヤーを見つけられない場合、カスタマーが最も少ないメーカー=ルノーが供給するよう定められているからだ。

RaceFansは、F1エンジン開発の凍結の可能性について10月26日(月)のF1コミッションの会議で議論されたが決定は下されずなかったとしており、BoPの件はまだ議題に挙がっていないとしている。

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / レッドブル / ホンダF1