フルウェットタイヤが選ばれない理由 F1が直面する「見えない」課題

2025年7月30日
フルウェットタイヤが選ばれない理由 F1が直面する「見えない」課題
F1のレース週末でピレリのフルウェットタイヤを見ることは、今や非常に稀だ。その最大の理由は、ずばり「視界不良」である。例えば、2025年のシルバーストンで見られたような水量を超えて雨が降ると、タイヤが巻き上げる水しぶき(スプレー)によって視界が著しく悪化し、走行そのものが危険になる。

FIAは現行世代マシンでこのスプレーを抑えることを目指してきたが、大きな進展は見られず、装着テストされたホイールカバーの失敗もあり、可視性の問題は根本的に解決されていない。

F1ベルギーGP ピレリ決勝総括:勝敗を分けた路面変化と選択の妙

2025年7月28日
F1ベルギーGP ピレリ決勝総括:勝敗を分けた路面変化と選択の妙
オスカー・ピアストリが2025年F1ベルギーGPを制し、マクラーレンにとって2012年以来となるスパでの勝利をもたらした。2位にはチームメイトのランド・ノリスが続き、マクラーレンは通算55回目、スパでは6度目となる1-2フィニッシュを達成した。

今回のチェッカーフラッグを振ったのは、地元ベルギー出身でF1通算8勝を誇るジャッキー・イクス。ピアストリもこれで通算8勝となり、イクス、ダニエル・リカルド(同郷)、チームメイトのノリス、シャルル・ルクレール、そしてデニー・ハルム(ニュージーランド)といった歴代8勝クラブに加わった。

2025年F1 ベルギーGP 決勝:持ちタイヤ数&タイヤ戦略予想

2025年7月27日
2025年F1 ベルギーGP 決勝:持ちタイヤ数&タイヤ戦略予想
2025年F1 ベルギーGP 決勝で各ドライバーが使用可能な持ちタイヤ数と予想されるタイヤ戦略を公式タイヤサプライヤーのピレリが発表した。

マクラーレン勢が土曜予選でライバルたちに明確な差をつけたとはいえ──このレースは燃料を軽くしたアタックラップでの数コンマ秒では勝負が決まらない。タイヤ間の性能差、デグラデーション(摩耗)、ストレートエンドのスピード、そして……「刺激的」とも言える天気予報が、このレースを静的な展開から遠ざけている。

F1ベルギーGP ピレリ土曜総括:C3とC4挙動は想定内 雨天前提タイヤ戦略

2025年7月27日
F1ベルギーGP ピレリ土曜総括:C3とC4挙動は想定内 雨天前提タイヤ戦略
前日のスプリント予選でオスカー・ピアストリがトラックレコードを更新しポールポジションを獲得した展開から一転、本日のスプリントレースではマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が優勝し、スプリントで通算12勝目を挙げた。2位と3位にはマクラーレン勢が続き、ピアストリとランド・ノリスがその順でフィニッシュした。

しかし、ノリスはその後のグランプリ予選でリベンジを果たし、ピアストリを僅か0.085秒差で抑えてポールポジションを獲得。ピアストリは再び2番手となった。

2025年F1 ベルギーGP:スパ・フランコルシャンと“飛び級”タイヤ解説

2025年7月25日
2025年F1 ベルギーGP:スパ・フランコルシャンと“飛び級”タイヤ解説
2025年F1 ベルギーGPが、7月25日(金)~7月27日(日)の3日間にわたってスパ・フランコルシャンで開催される。公式タイヤサプライヤーのピレリが2025年のF1世界選手権 第13戦 ベルギーグランプリのタイヤについて解説した。

上海とマイアミでのレースに続き、今季3回目のスプリントフォーマットが採用される週末となる。金曜日には1回のみのフリー走行が行われ、その後にスプリント予選が実施される。

2026年F1タイヤ開発の難題とピレリの挑戦 イゾラ「まだ多くの疑問がある」

2025年7月21日
2026年F1タイヤ開発の難題とピレリの挑戦 イゾラ「まだ多くの疑問がある」
2026年に行われるF1の大改革は、新しいマシンや異なるエンジン規定だけにとどまらない。現代F1において極めて重要な構成要素であるタイヤも、全面的に刷新されることになっている。

当初、FIAは重量削減を目的として、2026年から16インチホイールへと変更することを目指していたが、唯一のタイヤサプライヤーであるピレリは、ロードカーとの技術的関連性など複数の理由からこれに反対した。

2025年F1イギリスGP決勝 ピレリ総括「主役は間違いなくインターミディエイト」

2025年7月7日
2025年F1イギリスGP決勝 ピレリ総括「主役は間違いなくインターミディエイト」
17年の時を経て、マクラーレンが再び母国レースを制した。しかも前回と同じくイギリス人ドライバーによる勝利だ。2008年にチェッカーフラッグを最初に受けたのはルイス・ハミルトン、そして今日その座に就いたのはランド・ノリスだった。

さらにチームにとっては、オスカー・ピアストリが2位に入り、今季5度目、通算54回目のワン・ツーフィニッシュという嬉しいオマケもついた。今回の勝利でノリスのF1通算勝利数は8となった。

2025年F1 イギリスGP 決勝:持ちタイヤ数&タイヤ戦略予想

2025年7月6日
2025年F1 イギリスGP 決勝:持ちタイヤ数&タイヤ戦略予想
2025年F1 イギリスGP 決勝で各ドライバーが使用可能な持ちタイヤ数と予想されるタイヤ戦略を公式タイヤサプライヤーのピレリが発表した。

シルバーストンには「完璧な嵐」が訪れている。ただし、もちろん比喩的な意味であることを願いたい。サーキットレイアウト、路面温度、風のコンディションが組み合わさり、誰にでも勝機があるグランプリとなっている。

2025年F1 イギリスGP予選 ピレリ総括「1ストップと2ストップの差は僅か」

2025年7月6日
2025年F1 イギリスGP予選 ピレリ総括「1ストップと2ストップの差は僅か」
マックス・フェルスタッペンが、2025年F1イギリスGP予選でポールポジションを獲得した。マクラーレンとフェラーリによる接戦が予想される中、フェルスタッペンはQ3最後のタイムアタックで驚異の走りを披露。1分24秒892を記録し、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)の手からポールを奪い取った。

この2人だけが1分25秒を切るタイムを記録しており、ピアストリは1分24秒995で2番手。
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