トロ・ロッソ:ヘレス合同テスト最終日

2008年1月17日
最終日、4番手タイムを記録したセバスチャン・ブルデー
「今回のテストでは、初めて‘4レース’バージョンの新しいギヤボックスを走らせることを中心に作業に取り組んだが、全体的にとてもポジティブなテストだった」と、チーフ・エンジニアのローレン・メキースは説明する。

「ギヤボックスを正常に機能させるための作業を行ったが、今のところ、我々の方向性は間違っていないようだ」

「テスト初日と最終日の今日は天気が悪く、コースが乾くのに時間がかかってしいまったが、そのおかげで、両ドライバーともエンジンブレーキとトラクションコントロールのないクルマで初めてウェットとエクストリーム・ウェットのタイヤを装着して走ることができた」

レッドブル:ヘレス合同テスト最終日

2008年1月17日
RB4で走行したデビッド・クルサード
レッドブルは16日、デビッド・クルサードが2008年シーズンを戦うRB4のハンドルを握り、ヘレス・サーキットでニューマシンの初走行を行った。まだ濡れている午前中のコースでインスタレーションラップを数周走った後、午後にはドライ・コンディションのコースで何回か長距離走行を行い、クルサードは合計54周を走破した。

エイドリアン・ニューウェイ
「今日は新車の良いシェイクダウンを行い、少し走らせることだけが目的だったが、今後は正式なパフォーマンスのテストを行っていきたいと思う。テストは来週のバレンシアからスタートする。クルマのポテンシャル?今の段階では何とも言えないね!」

ジェフリー・ウィリス
「今日はシェイクダウンにしてはかなりの周回数を走り、幸先の良いスタートを切ることができた。ほとんどのシステムを確認することができ、パフォーマンスのテストまでにやらなければならないことは大体終えることができた。クーリング・システムや、その他のデータなどを確認することができたが、全てうまく機能しているようだ。来週のバレンシアでのテストは大変な作業になると思うが、それまでの数日のうちにパーツの準備などを整えたいと思う」

フォース・インディア:ヘレス合同テスト最終日

2008年1月17日
ヘレステスト最終日を走行したエイドリアン・スーティル
エイドリアン・スーティルが、ヘレスサーキットでフォース・インディアのドライバーとして初めてテストを行った。先週の金曜日に25歳の誕生日を迎えたスーティルは、テスト最終日に2008年の標準エレクトロニックユニットやセットアップの評価といったチームのプログラムを完了させた。スーティルはまた、いくつかの燃料電池のテストも行った。

雨が断続的に降る天候であったため、頻繁に起こる赤旗中断でエイドリアンの走行は71周に制限されてしまった。トラックは午後までウェットコンディションで、前日よりタイムも遅く、スーティルも1.21.705というタイムに終わった。

テストチームは、バレンシアで1月22日〜24日にかけて行われる2008年2度目のテストのためスペインに残るだろう。バレンシアでは、ヴィタントニオ・リウッツィが初日の運転を行い、残りの2日はエイドリアン・スーティルとジャンカルロ・フィオジケラが作業を引き継ぐ予定である。

スーパーアグリ、ヘレス合同テスト最終日

2008年1月17日
スーパーアグリ、パーツが届かず走行できず
SUPER AGURI F1 TEAMとアンソニー・デビッドソンにとっては、この日もコースサイドからテストを見学することになってしまい、2008年最初のテストは不運な形で終えることになってしまった。

チームは、初日に起こったオーバーヒートの問題を解決するために必要なパーツの到着を待っていたが、正午にジブラルタルに到着することになっていた飛行機が技術的な問題を起こしてしまい、コンポーネンツはマラガに空輸された。

チームスタッフはヘレスサーキットまで陸路でそれを運ぼうとしたが、道路工事のためにマラガからの高速道路が閉鎖されており、それらのパーツはテスト終了に間に合わなかった。

トヨタ、ヘレス合同テスト最終日

2008年1月17日
テスト最終日に最速タイムを記録したティモ・グロック
パナソニック・トヨタ・レーシングはスペインのヘレス・サーキットで行われた2008年最初の合同テスト参加を、ティモ・グロックと新型“TF108”による最速タイムの記録で締め括った。

ティモ・グロックの任務は、セットアップ変更とメカニカルなセッティングを行いながらも、“TF108”で可能な限りのラップタイム向上を目指すことであった。

また、小林可夢偉は“TF107”で予定されていた最後の公式なテストをこなすこととなったが、午前中のセッションは降雨で始まったために、最初の2時間は待機を余儀なくされた。その間、ティモ・グロックは“TF108”のテストのために、濡れた路面でも早速に走行を開始。昼食前にスピンからグラベルへのコースアウトを喫したものの、それまでに充分にプログラムをこなし良い進歩を成し遂げた。

“TF108”に損傷はなく、清掃とチェックの後、テストを続行。小林可夢偉も新しいギアボックスとECUに関するセットアップと更なるチューニング作業をこなした。最終日もメカニカルなトラブルに見舞われることなく“TF108”は周回を重ね、ティモ・グロックは96周を走破。これによって、“TF108”はシェイクダウン走行を含めた4日間で合計1500km以上を走破した。チームは来週スペインのバレンシアで行われるF1合同テストに2台の“TF108”を持ち込む予定。

2008年 ヘレス合同テスト:最終日

2008年1月17日
2008年 F1ヘレス合同テスト

レッドブル、「RB4」を発表

2008年1月16日
レッドブル RB4とデビッド・クルサード、マーク・ウェバー
レッドブルは16日、ヘレスサーキットで2008年を戦う新型F1マシン「RB4」を発表した。デビッド・クルサードがインストレーションラップを走り終えた。

「新しいクルマが完成したのを見るのは最高の気分だ。仕方のないことだが、昨夜届いたばかりの部品も多かったので、昨夜、寝る前の段階ではまだクルマは未完成の状態だった。でも、朝には立派に仕上がっていたよ!ディテールも素晴らしく、最高の仕上がりだ。インスタレーションラップを走ってガレージに戻った様子では、今のところ全ての目標を達成できているようだ。ここからの作業が勝負だね」とデビッド・クルサードは語った。

また、ピットウォールから見守ったクリスチャン・ホーナーは「新しいクルマが初めて走るのを見るのは重要な瞬間だ。RB4の場合は特に、あの最初の1周にメンバー全員のこれまでの努力が集約されていた。今日のこのシェイクダウンのために、この数週間、全ての部署が全力で取り組んできた」と述べた。

また本日、テストドライバー兼リバーズドライバーとして19歳のスイス人、セバスチャン・ブエミがチームに加わることが発表された。

ウィリアムズ:ヘレス合同テスト2日目

2008年1月16日
81周を走りきったニコ・ロズベルグ
ウィリアムズは、ニコ・ロズベルグと中嶋一貴のドライバーがヘレスサーキットで2日目のテストを行った。

昨日よりもドライなコンディションの中、来週のバレンシアでデビューする2008年のマシンFW30に向けて、暫定マシンFW29Bを使いで準備を続けた。

4,238kmのトラックをニコ・ロズベルグは81周、中嶋一貴は68周を走りきり、システムチェック作業を成功させた。

フォース・インディア:ヘレス合同テスト2日目

2008年1月16日
フィジケラが、フォース・インディアのドライバーとして初の公式テストを完了
ジャンカルロ・フィジケラが、ヘレス・サーキットでフォース・インディアの一員として初めての公式テストを完了させた。フィジケラは、セットアッププラグラムと2008年に導入が義務付けられた標準ECUの統合作業を引き継いだ。

今朝中のトラックは湿っていたが、月曜よりも赤旗中断は少なかったため、月曜に制限されてしまった走行を補い、プログラムの大部分を完了させた。

明日からの3日目と4日目は、エイドリアン・スーティルがテスト行う。
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