ウィリアムズ:ヘレス合同テスト2日目

2008年1月16日
81周を走りきったニコ・ロズベルグ
ウィリアムズは、ニコ・ロズベルグと中嶋一貴のドライバーがヘレスサーキットで2日目のテストを行った。

昨日よりもドライなコンディションの中、来週のバレンシアでデビューする2008年のマシンFW30に向けて、暫定マシンFW29Bを使いで準備を続けた。

4,238kmのトラックをニコ・ロズベルグは81周、中嶋一貴は68周を走りきり、システムチェック作業を成功させた。

フォース・インディア:ヘレス合同テスト2日目

2008年1月16日
フィジケラが、フォース・インディアのドライバーとして初の公式テストを完了
ジャンカルロ・フィジケラが、ヘレス・サーキットでフォース・インディアの一員として初めての公式テストを完了させた。フィジケラは、セットアッププラグラムと2008年に導入が義務付けられた標準ECUの統合作業を引き継いだ。

今朝中のトラックは湿っていたが、月曜よりも赤旗中断は少なかったため、月曜に制限されてしまった走行を補い、プログラムの大部分を完了させた。

明日からの3日目と4日目は、エイドリアン・スーティルがテスト行う。

トロ・ロッソ:ヘレス合同テスト2日目

2008年1月16日
トロ・ロッソ、ヘレス合同テスト2日目
3日間の開催が予定されている合同テスト2日目の今日は、ベッテルとボーデがクルマを交換してテストを行い、2008年レギュレーションに則した電子制御システムや新しいギヤボックスの開発を継続すると共に、様々な空力部品の評価を行った。

ベッテルが3種類のブレーキ素材の評価を行う一方で、ボーデは4レース分の耐久性を持つギヤボックス・コントロールの開発に専念した。

今日のテストセッションの最後に、ふたりはレース・コンディションのシミュレーションのための長距離走行も行っている。明日も2008年のための開発作業や信頼性改善のためのプログラムが予定されている。

レッドブル:ヘレス合同テスト2日目

2008年1月16日
ヘレステスト2日目にRB3をドライブしたマーク・ウェバー
3日間を予定しているレッドブル・レーシングのテスト2日目の今日は、マーク・ウェバーがRB3でのテスト走行を担当した。

昨日に引き続き、チームは2008年仕様の電子制御システムの開発を中心に作業を行い、ギヤシフトのチューニングやスタートの練習にも取り組んだ。

明日もマーク・ウェバーはRB3でテスト走行を継続する一方、デイビッド・クルサードは2008年仕様のRB4のデビュー走行を行う。

マーク・ウェバー
テスト車両: RB3−03
タイム: 1分20秒392 80周

トヨタ:ヘレス合同テスト2日目

2008年1月16日
TF108での初走行を行ったティモ・グロック
F1ヘレス合同テストの2日目は、ティモ・グロックが初めて新型“TF108”のステアリングを握った。

シェイクダウン走行とテスト初日のテストをヤルノ・トゥルーリが担当した後、今季新たにチームに加わったティモ・グロックが速やかにテストを引き継ぎ、システムチェックと、セットアップ変更に伴う反応変化の情報収集を続けた。

また、サードドライバーの小林可夢偉も加わり、彼は2008年型のギアボックスと電装系を装備した“TF107”でテストを行った。

午前中は濡れた路面が残っており、両ドライバー共に路面コンディションが回復した午前10時30分過ぎまで作業開始を待たなくてはならなかった。さらに、小林可夢偉は、昼食休憩の直前に排気系の問題に見舞われ、時間を費やすこととなった。しかし、110周という多くの周回をノートラブルでこなしたティモ・グロックと共に、明日もテストを継続する予定。

ルノー:ヘレス合同テスト2日目

2008年1月16日
ルノーでの初ドライブで2日目のトップタイムをマークしたアロンソ
INGルノーF1チームは15日、フェルナンド・アロンソがネルソン・ピケJr.から引継ぎ、2008年のテストを続行。アロンソは、2008年12月に発表されてから初めてルノーのカラーリングで登場した。

昨日の午後ヘレスに到着したアロンソは、初日のテストの状況をエンジニアと確認し、アロンソが行う2日間のテストの準備をした。アロンソにとって、トラクションコントロールの廃止をはじめとする2008年のレギュレーションのマシンをドライブする初めての機会となった。また、過去6年間在籍したチームに順応する良い機会となった。

R27のステアリングを握ったアロンソは、70周の周回を消化し、セッション終盤には全体のベストタイムとなる1.19.503をマークした。

フェルナンド・アロンソ:インタビュー

2008年1月16日
フェルナンド・アロンソ
木曜日、ヘレス・サーキットにルノーのドライバーとしてフェルナンド・アロンソが帰ってきた。2006年のワールドタイトル獲得後、初めてルノーのコックピットに戻ってきたのだ。めまぐるしかったマクラーレンでの2007年を経て、フェルナンド・アロンソは慣れ親しんだ場所に戻ってきた。

もちろん、たくさんの変化がある - ネルソン・ビケJr.という新しいチームメイト、ドライバーエイドのない開発中の新しいマシン。初走行を終えたアロンソが、インタビューに答えた。


明けましておめでとう、フェルナンド。2008年をルノーでドライブすると発表があってから、どのように過ごしていましたか?
クリスマスは、スペインで家族や友達とリラックスした時間を過ごしていたよ。残りの時間はスイスでフィジカル・トレーニングを行っていた。毎年この時期は、徹底的なプログラムをこなしているんだ。

BMW、F1.08の初走行を終える

2008年1月15日
F1.08の初走行を行うロバート・クビサ
1月15日、BMWザウバーは、F1.08の初走行を計画通り行った。バレンシアサーキットのピットガレージの扉が開いたのは12時。その7分後、F1.08に乗り込んだロバート・クビサが初走行を行った。

マリオ・タイセンは満足げに「F1.08のロールアウトは問題なく行われた。すべての機能がはじめから機能し、ロバートは新車のハンドリングについて前向きな印象を得たようだ。エンジニアや技術者にとって最もスリリングな瞬間で、ポジティブな結果が得られた。ここ数日で、我々はさらにF1.08のパフォーマンスを磨くために、細かいテクノロジーをテストするつもりだ。」と語った。

クビサにとっては、F1カーのインストレーションラップを担当するのは初めてのことだった。「とても良いスタートだったよ。数周のドライブだったけど、すべて正しく進んでいると感じた。クルマは、F1.07より安定していて、より多くのグリップがある。テストをするのが楽しみだ」とコメントした。

彼のチームメイトであるニック・ハイドフェルドは、マニクールにある未来的なルックスのBMWの配達センター“BMW Welt”で、すでに数ラップのデモンストレーション走行をおこなっている。彼は火曜日にバレンシアでF1.07をドライブし、木曜日にはF1.08をドライブする予定だ。「古いクルマでも十分に運転を楽しんでいるよ。冬休みの間は、何週間もクルマに乗らなかったからね。F1.08は私のF1キャリアの中で最も美しいマシンだ。とても興味深いね。木曜日にF1.08に乗れることに本当に興奮しているんだ」と語った。

テクニカル・ディレクターのウィリー・ランプは、満足とともに安心しているようだった。「チーム全体が、熱い興奮でこの日を楽しみにしていた。我々みなが、完全な新車の初走行で、問題が全くなかったとこをとても喜んでいる。さらなるテストプログラムがはじまる前に、すべてのクルマのシステムと全センサーを細部までチャックするつもりだ」

アロンソ、ルノー復帰後初走行

2008年1月15日
アロンソ、ルノー復帰後の初走行 ルノーのレーシングスーツと新しいカラーリングのエルメットでマシンに乗り込むアロンソ
ヘレス合同テストの2日目である15日(火)、2度の世界チャンピオンであり、マクラーレンから古巣ルノーへ復帰したフェルナンド・アロンソがルノー復帰後初となる走行を行った。

2年前とは異なる、INGルノーF1チームのレーシングスーツに、去年とは異なるカラーリングのヘルメットで挑むアロンソの姿は新鮮である。
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