ホンダ、RA108のスピード不足を認める

2008年6月4日
Honda Racing F1 ロス・ブロウン
ホンダは、モナコGPでルーベンス・バリチェロが今季初ポイントを挙げるなど、進化を遂げている。しかし、Honda Racing F1のロス・ブロウンは、ストレート勝負となるカナダGPに向け、RA108のストレートスピード不足を指摘した。

「前戦モナコGPでのRA108のパフォーマンス、速さは、満足できるものだった。ポイントが獲得できたこともよかったし、何よりルーベンスにとっては今季初入賞だった。しかし今週末のカナダは、モナコとはまったく違う挑戦になる。ダウンフォースは中から下、モナコとは対照的なクルマ作りが求められる。長い直線と低速コーナーの組み合わせは、マシンへの負荷もかなり大きくなる。」

F1 ブリッジ・ウィングの固定を義務化

2008年6月4日
ブリッジ・ウィングの固定を義務化
FIAは、ブリッジ・ウィングの固定を義務づけた。ブリッジ・ウィングがノーズに固定されていない場合、F1各チームは、ウィングがたわまないように支柱に固定しなければならない。

現在、マクラーレン、トヨタ、ルノー、ウィリアムズ、レッドブル、トロ・ロッソの6チームが、ノーズをまたぐようなブリッジ・ウィングを装着している。その中でルノーは、既に中央に支柱を取りつけている。他のチームはカナダGPからこの決定に従うことになるだろう。

マックス・モズレー、FIA会長職の続投決定

2008年6月3日
マックス・モズレー(画像)
マックス・モズレーFIA会長の信任投票が行われ、賛成票が過半数を上回り、会長職の留意が決定した。

マックス・モズレーは、公式声明の中で、来年行われるFIA会長選挙に再び立候補する意思はないと明言。今後は、モータースポーツを長期的にさせると共に、自らの法廷闘争に力を入れていくと述べた。

FIAの発表によると、169票中103票がマックス・モズレー信任に投じられた。55票が反対、残る11票は棄権、もしくは無効だった。

フェルナンド・アロンソ、フェラーリ移籍を否定

2008年6月3日
フェルナンド・アロンソ(ルノーF1チーム)
フェルナンド・アロンソは、フェラーリ移籍の噂を否定した。パドックでは、アロンソが、2010年にフェラーリに移籍する仮契約を交わしたとの噂が広まっている。

アロンソのフェラーリへの移籍は、シーズン前にルノーの移籍した時点から囁かれてきた。モナコでは、アロンソが2010年にフェラーリへ移籍するための契約を交わしたとの噂が広まった。ミュンヘンの“TZ”紙は、アロンソとフェラーリの仮契約は8月のハンガリーGPで期限が切れる“オプション”であると報じている。

エイドリアン・スーティル、完走してもノーポイントだった

2008年6月3日
エイドリアン・スーティル(フォース・インディア)
モナコGPで、4位を目前としながらキミ・ライコネンの衝突によりリタイアに追い込まれ、悲劇のヒーローとなったエイドリアン・スーティル。しかし、もしライコネンの衝突がなく4位でフィニッシュしていたとしても、結果はノーポイントだったようだ。

レース後、イエローフラッグ掲示時に数台のマシンを追い越したとしてスチュワードから警告を受けたエイドリアン・スーティルだが、仮にモンテカルロでスーティルがチェッカーフラッグを受けていた場合、FIAのスチュワードは、異なったアクションを起こしていたものと見られえる。

トヨタ、ブレーキシステムの進化に自信

2008年6月2日
トヨタF1チーム
トヨタF1チームのシャシー部門シニア・ゼネラル・マネージャーであるパスカル・バセロンが、F1カナダGPに投入するパッケージについて語った。

「モントリオールは(おそらくモナコに次いで)雰囲気がとても良いので、私にとってシーズンの中で最も良いレースの1つだ。 このサーキットは、大部分が公道サーキットで、通常コースはめったに使用されないから、タイヤグリップはかなり低い。言うまでもなく、モナコの後では、空力パッケージを変えることになるが、それは最も高いダウンフォース構成から中低ダウンフォースのパッケージへ変更するということである。その他にも、我々はこのレースのために車にいくつかの改良を加えることになる。」

ティモ・グロック(カナダGPプレビュー)

2008年6月2日
ティモ・グロック(トヨタF1チーム)
いまだポイントを獲得していないティモ・グロックだが、カナダはグロックにとって相性の良いサーキットでもある。カナダGPでトヨタでの初ポイントを獲得できるか。

ティモ・グロック
「私は、カナダにおいて7位でフィニッシュした、2004年の、私にとっての最初のグランプリを決して忘れないだろう。それは貴重な体験だったし、デビューで2ポイント獲得したことを非常に誇りに思っている。また、2005年にチャンプ・カーで同じコースを走り、2位でレースを終えた。事実上、私はもう少しでレースに勝つところだったが、それでもこの2位はそのシーズンで最も良い結果だった。つまり今までのところ、モントリオールは私にとってすばらしいコースで、良い記録を持っているから、更に別の良い結果を生み出せるだろうと思っている。

ヤルノ・トゥルーリ(カナダGPプレビュー)

2008年6月2日
ヤルノ・トゥルーリ(トヨタF1チーム)
モナコではノーポイントに終わったヤルノ・トゥルーリだが、トヨタ TF108のパッケージに自信をみせた。

ヤルノ・トゥルーリ
「モントリオールは、我々がF1で訪れる中でも最も良い都市のひとつだから、今週末を本当に楽しみにしている。モントリオールとサーキットの雰囲気はとにかくファンタスティックだよ。とても多くの人々が街の周りにいて、そして彼らはF1に関して非常に熱狂的なんだ。それはすばらしいことだよ。」

ニコ・ロズベルグ(カナダGPプレビュー)

2008年6月2日
ニコ・ロズベルグ(ウィリアムズF1チーム)
モナコで大クラッシュを起こしたニコ・ロズベルグだが、モナコでのウィリアムズのペースに自信を持っており、カナダGPでも力強いレースができることを期待している。

ニコ・ロズベルグ
「モナコは僕にとって難しいレースだった。週末すべてで競争力があったから本当に残念だ。レース序盤の2つの事故のあと、リズムは落ち着いた思ったけど、タバココーナーのあとのスイミングプールに来たとき、突然マシンのリアが引っ張られた。たぶん水の部分の上だった。そしてモナコは起こった。現場で医師の意見を聞いたあと、念のため検査を受けるために病院にいくことに決めた。幸いにも、日曜の午後に解放されたように明らかに元気だったよ。2日休んだ後、カナダの準備のため、通常のトレーニングプログラムを再開したよ。」

中嶋一貴(カナダGPプレビュー)

2008年6月2日
中嶋一貴(ウィリアムズ)
モナコGPで日本人初ポイントをあげ、これまでに3度の入賞を果たしている中嶋一貴。カナダGPでのF1レースは初めてとなるが、気負いは感じられない。

中嶋一貴
「ノースアメリカは一度、去年のレースでカナダにいって、金曜日の午前中にプラクティスセッションで走っただけです。だから、いくらかトラックの経験はあるけど、初めての完全なレース週末になります。サーキットは壁と高い縁石があってとてもチャレンジングです。簡単なトラックではないけど、運転するのが楽しみですね。」
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