F1チーム、3カ国に分かれて今年最後のテストを開始

2008年12月15日
アルガルベ・サーキット(ポルトガル)
各F1チームが3カ国に分かれて、2008年最後のテストをスタートした。

フェラーリとマクラーレンは、ポルトガルの新しいアルガルベ・サーキットでF1初となるテストを実施。スペインのヘレス・サーキットでは、BMWザウバー、レッドブル、ウィリアムズの3チームがテストを実施。トヨタは、先週に引き続きバーレーンで単独テストを行っている。

F1 統一エンジンは見送り

2008年12月13日
F1
F1への統一エンジンの導入は見送られた。

FIAは12日、モナコで行われた世界モータースポーツ評議会の内容を発表。2010年から導入予定だった統一エンジンの採用は見送られた。FIAは、統一エンジンのために入札を行い、コスワースがエンジンを提供することが内定していた。

しかし、FIAとFOTAは、F1の大幅なコスト削減を目指し、様々なレギュレーションの変更を決定した。

南アフリカ、F1復活を目指す

2008年12月13日
南アフリカGP F1
南アフリカが、F1カレンダーへの復活へ向けての活動を進めている。

12日(金)、新たに設立された企業ハウテン・モーター・スポーツ・カンパニーが、南アフリカのハウテン州の首都であるヨハネスブルグ近郊でグランプリを開催するとの目標を発表した。

しかし、この発表はモナコで開かれたFIA世界モータースポーツ評議会の会合と同時に行われたことで、コスト削減対策をすすめるF1において、このタイミングでF1参入の計画を推し進めることが正しいかどうかという疑問を生んでいる。

F1:2009年以降のコスト削減項目

2008年12月13日
F1 コスト削減
12日(金)にモナコで世界モータースポーツ評議会が開かれ、FIAは2009年とそれ以降のF1コスト削減についてチームと合意に達したことを発表した。

来シーズン以降の変更点としては、2008年のチーム予算を少なくとも30%削減することが期待されている。

具体的には、シーズン中のテストの禁止、エンジンは各ドライバー8基、エンジン寿命を2倍、エアロダイナミスクの研究の削除などが決定した。

FIAとFOTAがF1のコスト削減で合意

2008年12月12日
ルカ・ディ・モンテゼーモロ
FIAとFOTAはモナコで会議を行い、F1のコスト削減に向けた提案で合意に達した。

モータースポーツの頂点としてのF1を維持し、その魅力を向上させつつ2009年のコストを大幅に削減するというFOTAの提案に加え、2010年以降についてFIAが当初提案した目標を達成する方法について合意がなされた。

FIA代表のマックス・モズレーは、「今回の会議の結果には非常に満足している」と語った。

F1スタンダードエンジンが承認の方向へ

2008年12月10日
スタンダードエンジンを製造する予定のコスワース
F1にスタンダードエンジンを導入するという計画が、今週末FIAによって承認されそうだ。ルノーを含む5チームが、スタンダードエンジンの契約に興味を示しているという。

FIAの会長であるマックス・モズレーは、2010年から標準仕様のコスワース製エンジンを使用するという選択肢をチームに与え、契約期限を11日午後と設定。3年契約168万ポンド(約2億3,000万円)、年間費用549万ポンド(7億5,000万円)に最低4チームが関心を示せば契約を進めると述べていた。

FOTA、分配金の増額を要求

2008年12月8日
ルカ・ディ・モンテゼーモロ
FOTAは、F1で更なるコスト削減が行われるのであれば、参戦チームに支払われる分配金を改定すべきだと主張する。

FOTAは、数日後にFIAのマックス・モズレー会長と会う予定になっており、FOTAの会長を務めるフェラーリのルカ・ディ・モンゼーモロ会長は、コスト削減対策はチームへの分配金増額と同調して進めるべきだと語る。

コスワース、F1スタンダードエンジンを落札

2008年12月5日
コスワース スタンダードエンジン
コスワースが、F1スタンダードエンジンの入札に勝利した。FIAのスタンダードエンジン導入計画が推進されれば、2010年からコスワースの名がF1に復帰する。

FIAは5日、ギアボックスのスペシャリストであるXtrac and Ricardo Transmissions社とともに、コスワースと独占交渉中であることを明らかにした。エンジンは最近のV10仕様になるという。チームが望めば、追加料金を支払うことにより、コスワースのバッチの付いていないエンジンを使用できるオプションも用意される。

FOTA、2011年にターボエンジン導入を提案

2008年12月5日
F1は2011年からターボ化?
F1のチーム代表らが4日、FOTAの会議のためにスイスのジュネーブを訪れた。

F1の全10チームの代表は、バーニー・エクレストンの提案した「メダル」制について初めて話し合うとともに、予選方式の変更も検討する予定である。

しかし、FIA会長のマックス・モズレーは、チームが有効な節約提案を出すことができなければ厳格な措置をとると警告しており、緊急の議題はコスト削減となる。
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