リアム・ローソン F1ラスベガスGP結果「速さがあっただけに本当に残念」
リアム・ローソン(レーシングブルズ)は、F1ラスベガスGP決勝でオープニングラップの接触によりレースが崩れ、16位でフィニッシュした。

スタート直後のターン1でオスカー・ピアストリ(マクラーレン)と軽く接触。これは、前方でジョージ・ラッセルが遅れてブレーキングした状況を避けようとした際に発生したもので、ローソンはフロントウイングを破損し、早々にピットインを強いられた。

ローソンはレース後、「チームに申し訳ない。マシンの速さがあった週末だっただけに残念だ」と語った。

「2台揃ってポイントを取れたはず」ローソンの落胆
ローソンはターン1の路面状況についてこう説明している。

「ターン1は信じられないくらい滑りやすかった。ブレーキングを始めた瞬間、前のクルマが一気に減速して、避けるスペースがなかった」

「今日は本来、僕たちは2台ともポイントを取れたはずだった。そう考えると悔しいけれど、マシンのスピードは確実にあったので、それを次のカタールに活かしたい」

リアム・ローソン(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム/レーシングブルズ)

ハジャーは8位入賞、チームは確かな前進
チームメイトのアイザック・ハジャーは混乱をうまく回避し、8位でフィニッシュ。レーシングブルズにとっては重要な4ポイントとなった。

アラン・パーメイン(チーム代表)は次のように振り返った。

「非常に良い週末だった。アイザックは素晴らしい走りをして、一切ミスなく価値あるポイントを持ち帰ってくれた」

「我々には前のマシンを追うだけのペースはなかったが、前輪のグレイニングを避けつつ、ヒュルケンベルグとのギャップを適切に管理する冷静なレースだった」

ローソンの不運と、1ストップ戦略の難しさ
パーメインはローソンの接触についても状況を説明している。

「リアムは前でラッセルがロックアップしたのを見て反応し、結果的にピアストリと軽く接触した。そのためフロントウイング交換が必要になり、後方からの巻き返しは難しくなった」

「今回はシンプルな1ストップの展開で、後方から順位を挽回することは非常に厳しいレースだった」

明確な武器を手にしたレーシングブルズ、次戦はスプリント週末
それでもパーメインは前向きだ。

「またしても、我々には速いマシンと速いドライバーがいることを証明できた。次のカタールはスプリント週末だし、そこでさらに結果を積み上げたい」

レーシングブルズはコンストラクターズ選手権6位を守り、7位アストンマーティンに対して14ポイントのリードを維持している。

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / リアム・ローソン / F1ラスベガスGP / ビザ・キャッシュアップRB