リアム・ローソン レーシングブルズF1で再起「かなり早い段階で分かっていた」
リアム・ローソンは2025年シーズン序盤にわずか2戦でレッドブル・レーシングから降格され、残りのシーズンをレーシングブルズで戦うことになった。その中で、彼はどのように状況を受け止め、再起への手応えをつかんでいったのかを語っている。

リアム・ローソンは、2025年初めにレッドブル・レーシングからレーシングブルズへと戻ることになった後、どのようにしてマシンを最大限に活用できるようになったのかを説明した。

そのため、レッドブルでの失意を経て、再びリズムを取り戻せないのではないかという懸念も広がっていた。

「そうだとも言えるし、そうでもないとも言える」

適応できないのではないかという不安について問われたローソンは、そう答えた。

「僕自身はそうは思っていなかった。なぜなら、マシンの中ではあらゆる情報にアクセスできるし、すべてを見ることができるからだ」

「結果が出ていなかったとしても、実はかなり早い段階で分かっていた。ただ、結果を出して良い週末にするためには、多くのことがうまく噛み合う必要があったし、そのためにすべてを整えなければならなかった」

序盤は結果に恵まれなかったものの、ローソン自身は最終的に良い成績を残せると分かっていたという。

「最初に問題だったのは、必ずしもスピードそのものではなかった。むしろ、安定性や、セッションや週末を通してうまく流れを作ることだった」

「それがオーストリアで、大きな変更を加えた後に明確に表れた。でも、それ以前から兆しはあったと思っている。だから当時は『本当にフラストレーションが溜まる』と感じてはいたけれど、いずれうまくいくと分かっていた」

リアム・ローソン ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム

ローソンはまた、2025年シーズンのチームメイトであるアイザック・ハジャーの能力を高く評価している。ルーキーながら印象的な走りを見せたハジャーは、来シーズンのレッドブル・レーシング昇格を勝ち取り、ローソン自身も彼と組む中で多くを学んだと認めている。

「彼は本当に速かったし、F1に来てからマシンへの適応もとても早かった。素晴らしい初年度を過ごしたと思うし、良い一年だった。正直に言って、今年はいろいろなことがあったけれど、その中で多くを学んだ。その学びの一部は、彼とチームメイトだったことから来ていると思う」

シーズンを通して、ローソンとハジャーがレーシングブルズとして行ったSNSでの投稿も注目を集めた。2人はバイラルな投稿を自分たちなりに再現することも多く、ローソンはその取り組みを前向きに捉えている。

「僕たちはここに来てレースカーを運転し、できるだけ速く走らせるためにやっているけれど、それでもとても楽しい時間だった。今年は、もしかしたらやるとは思っていなかったこともたくさんやった。でも最終的に大事なのは、それを世界がどう受け取るかという点だと思うし、そういう意味ではかなりポジティブだったと思う」

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カテゴリー: F1 / リアム・ローソン / ビザ・キャッシュアップRB