ランド・ノリス 2026年F1規則を痛烈批判「50/50スプリットは機能しない」

しかし2025年のF1世界王者であるノリスは、この新しいフォーミュラはドライバーにとって「機能していない」と断言し、レースの本質にも影響を及ぼしていると主張した。
「50/50スプリットは機能していない」ノリスが新PU規則を批判
「何時間でも話せるよ」とランド・ノリスはメルボルンで語った。
「問題が何かは、みんな分かっていると思う。ただ単純に、50/50のスプリットはうまく機能していない」
「ストレートモードがあることで、他にもいろいろな問題が出てくる」
「コーナーの前でとても大きく減速することになるし、常にリフトしなければならない。バッテリー残量をトップに保たないといけないからだ。逆に残量が高すぎても困る。本当に難しい」
「でもこれが今の状況だ。ドライバーとして気持ちのいいものではない」
「とはいえジョージは笑っているだろうし、結局は自分たちの持っているものを最大限に活かすしかない」
バッテリー管理のため常にステアリングを見る必要
ノリスは予選Q3の最終アタックで、キミ・アントネッリのマシンから落ちた冷却ファンの破片に接触。フロントウイングを損傷するトラブルにも見舞われた。
その理由についてノリスは、新レギュレーションではバッテリー管理のために頻繁にステアリングディスプレイを確認する必要があると説明した。
「僕はステアリングを見ていたんだ。だからデブリが見えなかった」
「ストレートの終わりでどれくらいの速度になるのかを見て、ブレーキングを30メートル早めるのか、10メートル遅らせるのかを判断しなければならない」
「だから3秒ごとにステアリングを見なければならない。そうしないとコースオフしてしまう」
「史上最高のF1マシンから最悪のマシンへ」
さらにノリスは、2025年までのF1マシンと比較して現在のマシンは運転の楽しさが大きく失われたと語った。
「僕たちはF1史上最高のマシン、そして一番運転しやすいマシンから、たぶん最悪のマシンに来てしまった」
「正直に言えば、最悪だよ。でも受け入れて、与えられたものを最大限に活かすしかない」
「去年とはまったく違う。『このコーナーをもっと攻めよう』という単純な話ではない。攻めすぎるとバッテリーを失って逆に遅くなることもある」
メルセデスが先行「彼らは理解している」
ノリスはまた、予選でフロントロウ独占を果たしたメルセデスが、この新フォーミュラをいち早く理解しているチームだと認めた。
「どうやって走らせるかを理解しないといけない」
「メルセデスは明らかにそれを理解している。彼らは優れたチームだし、エンジンも自分たちのものだからだ」
「僕たちもいずれ理解するだろう。ただ時間が必要なんだ」

ドライバー会議でも不満「20人が不満を言っている」
さらにノリスは、オーストラリアGPの週末に行われたドライバー会議でも多くのドライバーが同様の懸念を示していたと明かした。
「ドライバーは常にスポーツ全体の利益を考えていると思う」
「自分たちが楽しむためだけに意見を言っているわけではない。もっとクールなマシンにしたいし、見ていて面白く、よりエキサイティングなものにしたいからだ」
「でもルールはメーカーの要望で変更された」
「もし18人、いや20人のドライバーが不満を言っているなら、それが本当にこのスポーツにとって良いことなのか分からない」
2026年から導入された新しいF1パワーユニットレギュレーションは、電動パワーの比率を大幅に高めることで持続可能性を重視したフォーミュラとなっている。しかし開幕戦の段階から、ドライバーたちの間ではドライビング体験やレースの質への影響を懸念する声が広がり始めている。
カテゴリー: F1 / ランド・ノリス / マクラーレンF1チーム
