フェルスタッペン父がシュタイナーに反撃「なぜもうF1チーム代表ではないのか理解」

発端となったのは、カナダGPで今季初表彰台となる3位を獲得したマックス・フェルスタッペンについて、シュタイナーがポッドキャスト番組『Red Flags』で語ったコメントだった。
シュタイナー「F1はマックスを幸せにするために動いている」
シュタイナーは、フェルスタッペンが2026年F1レギュレーションへの不満を繰り返していることについて皮肉を交えて言及した。
「フェルスタッペンは表彰台に乗れたから少しは機嫌が良かった。もし優勝していたら本当に幸せで、『これまでで最高のレギュレーションだ』と言っていたんじゃないかな」
「これは、レギュレーションに対するマックスの感情がどこにあるかを説明するための話だ。レース後も彼は『まだ好きではない。少しは気に入ったとしても変更してほしい』と言わなければならなかった」
「彼はエンジン規則を変えるための政治的な動きをしている。ADUOが導入されれば、他のメーカーに追いつく機会が与えられると考えているからだ」
さらにシュタイナーは、規則変更が行われた場合でもレッドブル側には再び優位に立つチャンスがあると指摘した。
「新しいレギュレーション、あるいは変更されたレギュレーションになれば、彼らも他のメーカーと同じ機会を得る。そして再びアドバンテージを手にして、マックスをもっと幸せにすることができるかもしれない」
「結局のところ、F1はマックスを幸せにするために動いているんだ」
現在シュタイナーはMotoGPのテック3でチームマネジメント業務に携わっている。
ヨス・フェルスタッペンがSNSで即反論
この発言に対し、ヨス・フェルスタッペンはSNSのXで即座に反撃した。
「やあ、ギュンター。なぜ君がもうF1チーム代表ではないのか理解できるよ。その話し方を見ればね」
短いながらも辛辣なコメントで、シュタイナーの発言を一蹴した。

2026年規則への不満は依然変わらず
フェルスタッペンは以前から2026年F1パワーユニット規則に強い懸念を示している。
FIAは現在、内燃機関と電力の比率を現行のほぼ50対50から60対40へ変更する方向で原則合意に達している。これによりエネルギーマネジメントへの依存を減らすことが狙いだ。
しかしフェルスタッペンは、この変更ですら最低限の条件だと主張している。
「このままなら、来年は僕が望まない長いシーズンになるだろう」
「精神的に、この状態のまま続けるのは無理だ。本当に無理なんだ」
2028年末までレッドブルF1との契約を結んでいるフェルスタッペンだが、2027年に向けた規則見直しを巡る議論は今後も続きそうだ。
単なる規則論争を超えた“政治戦”へ
今回の応酬は、単なるレギュレーション論争ではなく、2026年F1パワーユニットを巡る政治的な駆け引きの激しさを映し出している。
フェルスタッペンはドライバーとして率直な意見を発信し続けている一方で、その発言がレッドブルやパワーユニットメーカーの利害と結び付けて解釈される場面も増えている。
シュタイナーの皮肉はまさにその点を突いたものだったが、ヨス・フェルスタッペンは即座に反撃。2026年F1レギュレーションを巡る対立は、サーキットの外でも熱を帯び始めている。
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