キャデラックF1 バルテリ・ボッタス更迭説を全面否定「完全な事実無根」

2026年シーズン開幕から5戦を終えた時点で、チームメイトのセルジオ・ペレスと比較して適応に苦戦しているとの見方から、ボッタスの将来に疑問符が付けられていた。しかしロードンは、そうした憶測には根拠も論理性もないと一蹴している。
「完全に間違っている」更迭説を一蹴
ロードンはRacingNews365に対し、ボッタス更迭説について明確に否定した。
「その噂には何の根拠もないし、まったく真実ではない。断言できる」
「どこから話せばいいのか分からないが、その噂は事実として完全に間違っている。そこに真実の要素はまったく存在しない」
さらにロードンは、キャデラックのドライバーが置かれている特殊な状況を説明した。
「両ドライバーがやっている仕事を見れば分かる。我々はレースをしながら同時にチームを作り上げている最中だ。これは非常に特殊な任務だ」
「外部の人々は、我々が彼らに何を求めているのかを知らない。セッションごと、レースごと、そしてマシン開発において何を担っているのかも理解していない」
キャデラックは依然としてポイント未獲得ながらも、参戦前に予想されていたほど大きく後れを取ってはいない。ロードンは、開幕前にもチームを過小評価する声が多かったことを指摘した。
「開幕前には、我々が予選で107%ルールの範囲内に入ることさえ難しいという話があった」
「だがモントリオールでは、スプリント予選突破まであとコンマ数%のところまで来ていた。だから噂には真実がないだけでなく、論理性もない」
コルトン・ハータ起用説にも呆れ顔
今回の噂では、ボッタスの後任としてリザーブドライバーのコルトン・ハータを起用する案まで報じられていた。
しかしロードンは、その内容自体がF1の基本ルールを理解していないものだと指摘した。
「読んだ噂の中には、F1の基本的なルールさえ考慮していないものがあった」
「例えば、数戦以内にコルトンをバルテリの代わりに起用するという話だ。しかしコルトンにはF1参戦に必要なスーパーライセンスのポイントが足りない」
「その事実だけでも、その種の噂の信頼性がどれほどのものか分かるだろう」
ペレス離脱説も同時に否定
ロードンは、ボッタスだけでなくセルジオ・ペレスに関する憶測についても否定した。
「コルトンには彼自身のプログラムがあり、チェコ(ペレス)にも我々とのプログラムがある。バルテリも同じだ」
「彼らはそれぞれの形で、キャデラックF1チームの構築という目標に貢献している」
そして最後に、噂に対するチームの立場を改めて強調した。
「バルテリのシートが危険にさらされているとか、チェコが他チームへ移籍するといった噂には、実際の真実も証拠も一切存在しない。そのことを極めて明確にしておきたい」
キャデラックは2026年の新規参戦チームとして、ペレスとボッタスという経験豊富なラインアップを起用した。開発とチーム構築を並行して進める現在の段階では、単純なリザルト以上に両ドライバーが果たしている役割をチームは重視しているようだ。ボッタス更迭説は、少なくとも現時点では完全に否定された形となった。
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