ニコ・ヒュルケンベルグ F1ハンガリーGP決勝「戦略は悪くなかったけど…」

スタート直後に数台を交わしたヒュルケンベルグは、早めのピットストップでアンダーカットを試みる2ストップ戦略を採用。一時は上位勢の背後に迫る位置まで浮上したが、2度目のストップで順位を落とし、再びトラフィックに阻まれた。
「今日は間違いなくチャレンジングなレースだった。最後方スタートだったから、最初から厳しい戦いになるのはわかっていた。ハンガロリンクは道幅も狭いし、トラフィックとの戦いが常に付きまとうからね。」とヒュルケンベルグはコメント。
「2ストップ戦略を選んだんだけど、ある時点では良さそうに見えた。でも結果的に、1ストップ勢がうまくやったから、僕たちの戦略は正解じゃなかった。正直、昨日の予選がすべてだった。」
「でも、ガブリエルが8ポイントを持ち帰ってくれたのは良かった。全体として、バルセロナ以降はずっとポイント争いに絡めてるし、6戦連続でポイント獲得しているのは、僕たちの成長の証だと思う。」
チーム代表のジョナサン・ウィートリーもヒュルケンベルグのレース運びを評価しつつ、予選の重要性を強調した。
「ニコのレース内容自体は素晴らしかった。序盤のアンダーカットも的確だったし、混戦の中でポジションを上げていた。ただ、このサーキットではスタート位置がすべてを左右する。チーム全体としては6戦連続のポイント獲得という成果を持ち帰れたし、今後もその一貫性を大切にしていきたい。」

後方スタートから2ストップ戦略に挑戦しましたが、どのようなレースでしたか?
ニコ・ヒュルケンベルグ: まあ、あの位置からのスタートだったから、最初から厳しいレースになるのは分かってた。ずっとトラフィックの中だったし、ここではそれが本当に難しい。
今日のレースを見る限り、1ストップ戦略がうまくいってた人が多かったから、2ストップは最初から速い選択肢じゃなかったかもしれない。そこにトラフィックが加われば、なおさら厳しくなる。結局、今日は何も得るものがなかったけど、Gabiがポイントを取ってくれたのは嬉しいね。
すべては昨日の予選から始まっていたと思う。あそこでうまくいかなかったことが、今日の結果につながった。
シーズン前半は好調でした。夏休みを迎える今の気持ちは?
ヒュルケンベルグ: ポジティブな気持ちでいるよ。バルセロナ以降、僕らはマシンのパフォーマンスを大きく改善してきた。今は本当にミッドフィールドでしっかり戦える位置にいるし、実際にポイントも取れている。
たしか、これでバルセロナ以降6戦連続でポイント圏内を争えている。それだけでも十分に前進を示していると思うし、それを誇りに思ってる。だからこそ、これからも努力を続けていきたいね。
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