ジョージ・ラッセル、苦境に立つメルセデスF1新人キミ・アントネッリを擁護
ジョージ・ラッセルは、プレッシャーにさらされているメルセデスのチームメイト、キミ・アントネッリを擁護し、イタリア人の調子に関する懸念は根拠がないと述べた。この若きイタリア人は今季、ルイス・ハミルトンの後任としてチームに加入した。

10代であるキミ・アントネッリは、トップチームで走るチャンスを得た。これはジュニア時代に非常に印象的な活躍をした結果であり、FRECAからF2を経てF1へと急速にステップアップした。F1でのキャリアの始まりは良好で、ジョージ・ラッセルとの差はそれほど大きくなかった。

彼はマイアミでキャリア初のスプリントポールを獲得した。さらにカナダではF1初の表彰台を獲得し、ジョージ・ラッセルとマックス・フェルスタッペンに次いで3位に入った。だがカナダでの表彰台以降の走りは精査の対象となっている。

ドライバーはチームメイトほどの結果を残せておらず、差も縮まっていない。だがジョージ・ラッセルはこれらの指摘を退けた。若いイタリア人は大きな差はなく、むしろメルセデスのパフォーマンス低下がキミを悪く見せているだけだと主張する。Motorsportに語った。

「事実として、僕とのペースの差は変わっていないと思う。カナダでは僕がポールで、彼は4番手だったが、僕との差はコンマ6秒だった。ベルギーでは彼はQ1で敗退し、僕はQ3まで行ったが、その差はコンマ3秒しかなかった」

さらにこう付け加えた。

「だから人々は結果だけを見ているけど、真実は彼はまだ進歩しているということだ。我々チームが後退したからこそ、状況は変わった。今ではコンマ1秒でグリッドの6〜7ポジションが動くようになってしまった。以前なら、僕らが戦っていたポジションではコンマ1秒の差はたった1つのポジションでしかなかった」

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キミ・アントネッリもジョージ・ラッセルのコメントに同調
キミ・アントネッリもメルセデスのチームメイトが語った内容に同調し、マシンのパフォーマンス低下が結果に影響を及ぼしていると述べた。さらにイタリア人は、アップグレード導入以降、マシンに対する自信を失っていると感じていると語った。

「サスペンションを変えてから、カナダを除けばずっとクルマを操るのに苦しんでいて、自信を持てなかった。僕は常に自分のスタイルを維持しようとし、クルマを自分のやりたい方法で走らせようとしたけど、それはうまくいかなかった」

シーズン半ばでジョージ・ラッセルとのポイント差は大きい。しかしイタリア人はまだ学習曲線の途上にあり、ここから積み重ね、シーズン後半をより良いものにしようとしている。

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カテゴリー: F1 / ジョージ・ラッセル / メルセデスF1 / アンドレア・キミ・アントネッリ