FIAプレスリリース (2009年7月9日)

2009年7月9日
FIA
事実関係の明確化
昨日のテクニカル・ワーキング・グループの会議でFOTAが退席する以前に、FIA会長は、FOTAに宛て、2010年FIA F1世界選手権のレギュレーションの変更には、公表された規約のもとでエントリーした5チームの満場一致での承認が必要であることを記載した書簡を2度送付している。

これは国際競技規約に基づくものであり、また参戦チームは、総会でも世界モータースポーツ評議会でも破棄できない契約をFIAと結んでいるためである。モータースポーツの統治に関する基礎知識を有している者であれば、誰でも知っていることだ。FOTAチームが参戦したあと、世界モータースポーツ評議会がチームに問い合わせることなく規約を変えるような場合の騒ぎを想像していただきたい。

ジョン・ハウエット 「分裂シリーズ案は健在」

2009年7月9日
F1分裂を示唆するジョン・ハウエット
FOTAの副会長であるジョン・ハウエットは、分裂シリーズ案が“代替案”として存続したままであると主張する。

8日にFOTA8チームとFIAの論争が再熱する前、ハウエットは戦いの再開が再びF1撤退の脅威につながる可能性を示唆していた。

ジョン・ハウエットは、FOTAの分裂シリーズ計画が「まだ葬り去られてはいない」と語る。

FOTAプレスリリース (2009年7月8日)

2009年7月9日
FOTA
本日、FOTAチームの全ての代表は、ニュルブルクリンクでのスポーティング・ワーキング・グループ(Sporting Working Group)の会議に出席した。

この会議中に、チームマネージャーたちは、FIAのチャーリー・ホワイティング氏より、今のところFOTAの8チームは2010年FIA F1世界選手権に登録されておらず、テクニカルレギュレーションとスポーティングレギュレーションに関しての投票権がないという前回の合意とは正反対のことを伝えられた。

FIAプレスリリース (2009年7月8日)

2009年7月9日
FIA
本日FIAは、4月29日以前のバージョンに2010年のF1スポーティングおよびテクニカルレギュレーションを戻すという6月24日の世界会議の決定に従い、それらの変更への合意を求めて2010年世界選手権に参加するチームと会合を行った。

今日においては、620kgの最低重量の維持、および6月24日のパリでFOTAによって約束された2年以内にコストを1990年代初期のレベルに削減するために2010年に参戦する全チーム間で法的に拘束力のある合意書にサインする、という目的に合意することだけが変更の全てである。

F1の和平協定が崩壊、FOTAがFIAとの会議を欠席

2009年7月9日
F1に再び危機
F1の平和は、ドイツでのFIAとF1チームとの会議で閉ざされた。

FIAによると、ニュルブルクリンクでのドイツGPに先立ち、2010年の全13チームにより、予算キャップ規約を廃止し、2年以内に90年代のレベルまでコストを段階的に削減するという案と入れ替えるための会議を開催。

しかし、FIAは声明を発表。FOTAの8チームが会議を欠席したことが明らかになった。

マックス・モズレー 「予算キャップ廃止には全チームの同意が必要」

2009年7月8日
マックス・モズレー
FIA会長のマックス・モズレーは、来年の予算キャップ規約を廃止するには、全チームの同意が必要だと改めて指摘している。

6月の世界モータースポーツ評議会で、FOTAとFIAは和平協定に至り、2010年は2009年のレギュレーションを継続するとされていた。

しかしマックス・モズレーは、公表済みのレギュレーションを修正するには、ウィリアムズ、フォース・インディア、そして新たにF1に参入する3チームの同意が必要であると主張していた。

新規F1参戦チーム、FOTAとは無関係

2009年7月7日
FOTA
F1チームの組織であるFOTAだが、現状では2010年にF1を戦う13チームのうちの8チームしか加入していない。

マノー・グランプリのチーム代表であるジョン・ブースは、マノーが今のところFOTAとは関係していないことを明らかにした。

「対立や敵意がないのは確かだ。しかし、いつかは一員になりたいと思っている。確かに我々には居場所が必要だが、与えられていない」

マックス・モズレー 「世界中から再選を迫られている」

2009年6月28日
マックス・モズレー FIA会長
FIA会長のマックス・モズレーは、FOTA会長のルカ・ディ・モンテゼーモロから謝罪されることを期待しておらず、彼が他のメンバーから再選を迫られていることを明らかにした。

マックス・モズレーは、10月に辞任するより、むしろF1の自動車メーカーとの論争に必要なことへの準備を進めていると語る。

「彼らは私が葬られる前に墓場の前で踊るという間違いを犯した」とモズレーは語る。

FOTA、マノーとアラン・ドネリーとの関係に不満

2009年6月28日
アラン・ドネリーとマックス・モズレー
F1チームは、チーフ・ストゥワードであるアラン・ドネリーの会社が、新規F1参戦チームのマノーF1チームに協力していることに対して、正式な異議申し立ての準備をしている。

アラン・ドネリーは、マックス・モズレーの代理人を務めており、彼のソブリン・ストラテジー社のジェーン・ノッテージがマノーの広報を担当していると見られている。
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