F1:2011年から107%ルールが復活

2010年6月24日
F1 107%ルール
FIA世界モータースポーツ評議会は、2011年のF1予選セッションに107%ルールを復活させることを発表した。

107%ルールは、先頭よりあまりに遅いクルマがレースをスタートできないようにするために1996年に初めて導入されたが、2003年から予選が1ラップ方式が導入されたことにより、2002年シーズン末で廃止された。

しかし現在、予選はフリー走行セッションが再び用いられており、2010年からはグリッドには3つの新チームが加わり、2011年にはさらにもう1チームが加わることになっているため、FIAは107%ルールを再び導入することに決定した。

FIA、2011年F1の可変リアウイング導入を発表

2010年6月24日
可変リアウイング
FIAは、2011年からオーバーテイクを改善させるために可変リアウイングをF1に導入することを発表した。

2011年からF1では可変フロントウイングとFダクトが禁止となるが、代わりにオーバーテイクを促進するために可変リアウイングが導入されることになる。

可変リアウイングは、レースの最初の2周では使用できず、またドライバーが前方のクルマから1秒未満にいるときにしか使用することができない。

F1:予選セッションでのスロー走行を制限

2010年6月24日
F1 予選
FIAは、予選セッションでライバルの走行を妨げるスロー走行のクルマを排除するために、2011年からインラップ、アウトラップに最大タイムを導入することを発表した。

「直ちに施行される規約として、必要以上に遅く、常軌を逸したクルマ、もしくは他のドライバーに対して潜在的に危険だと思われるクルマはスチュワードに報告されることになる」

「これは、クルマがトラック上、ピットエントリー、ピットレーンを走行しているかどうかに関係なく適用される」

エプシロン・ユースカディ、決定の遅れを懸念

2010年6月16日
エプシロン・ユースカディ ホアン・ヴィラデルプラット
エプシロン・ユースカディのホアン・ヴィラデルプラット代表は、チームが2011年の13番目のチームとして選ばれた場合に十分な準備時間がとれないかもしれないと懸念している。

現在FIAは、来年のF1参戦を望むチームからの申請を検討しているが、ヴィラデルプラットは発表が遅れによっていかなる志願者も時間不足になり、エプシロン・ユースカディが選ばれたとしても2011年の設計で不利なスタートを強いられ、プロジェクトが資金を無駄にしただけで失敗に終わることを懸念している。

FIA、スローダウンラップのルールを明確化

2010年6月14日
F1 スローダウンラップ
FIAのレースディレクターであるチャーリー・ホワティングは、予選ラップ後に故意に燃料が尽きさせたチームがアドバンテージを得られないようにルールを明確化された。

F1カナダGPの予選でポールポジションを獲得したルイス・ハミルトンに対し、マクラーレンは義務的な燃料サンプルがなくならないよう予選後のスローダウンラップでエンジンを切るよう指示した。

ジャン・トッドがミシュラン支持でタイヤ問題が複雑化?

2010年6月11日
ジャン・トッド
2011年のタイヤサプライヤーの決定が遅れているが、混乱はまだまだ続きそうだ。

2011年のタイヤ供給契約は、ピレリが勝ち取ったとみられていた。現にレッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは「イスタンブールではピレリということで全員が合意していた」と認めている。

最新のレポートでは、ヨーロッパGP前にピレリとの契約が発表されるとされているが、どうやらFIA会長であるジャン・トッドがミシュランを支持していることで事態は複雑化しているようだ。

ジャン・トッド、F1ドライバーの交通違反に警告

2010年6月9日
ジャン・トッド
FIA会長のジャン・トッドは、F1ドライバーが交通違反で運転免許を失った場合、制裁を加えることを計画している。

ジャン・トッドは、FIA就任期間の優先事項のひとつとして、ロードセーフティの改善を掲げており、F1ドライバーが公道で深刻な違反を犯しても、罰せられることなく続けられることは間違っていると考えていることを明らかにした。

ジャン・トッド、1期限りでのFIA会長退任を否定

2010年6月3日
ジャン・トッド
ジャン・トッドは、FIA会長職を4年間の1期限りで退くとの憶測を否定した。

長年にわたってFIA会長を務めていたマックス・モズレーの後任としてFIA会長に選出されたジャン・トッドは、これま論争もなく、その手腕は称賛を受けている。

しかし今年始め、ジャン・トッドは、2013年に無給のFIA会長職から退く予定であると報じられていた。

2011年のF1グリッドを賭けて15チームがエントリー申請

2010年5月27日
F1 2011年 参戦チーム
2011年の最後のF1グリッドを賭けて、15チームがエントリーを申請した。

イタリアの 422race.com は、FIAがUSF1の撤退によって生じた参戦枠に参戦の意志を示した全チームに対して、書簡を送付した報じた。

申請や書類の最終的な提出期限は6月21日となっており、それまでに1万2,750ユーロ(約140万円)を支払う必要がある。
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