F1 アメリカGP 予選:ドライバーコメント
2014 FORMULA 1 UNITED STATES GRAND PRIX
1位:ニコ・ロズベルグ (メルセデス)
「今日のチームワークは本当に素晴らしかった。ここアメリカでポールポジションからスタートできるのは有利だ。でも、重要なのは明日なので、まだ終わったわけではない。エンジニアと一緒に素晴らしいセットアップを見つけることができたし、予選の最後にはクルマの感触がとても良かった。Q1の初めはアンダーステアが酷かったけど、それを変更する方法はいくつかあった。フロントウィングのフラップ角度を変えることに決めて、それが完璧に機能したので、コーナーでハードにプッシュすることができた。金曜日のロングランが良かったので、このセットアップでレースに集中することができるし、明日が楽しみだ」
2位:ルイス・ハミルトン (メルセデス)
「今日は僕にとって簡単な予選セッションではなかったけど、2番からスタートするので、明日は良い戦いができるだろう。問題は左フロントのブレーキで、温度のせいでロックし続けた。一旦、ブレーキング中に自信とリズムがなくなるととても難しい。レースでも問題になる可能性はあるけど、スタッフと話し合って検討してくつもりだ。ブレーキディスクを少し磨けば、明日は良くなるかもしれない。バイブレーションは、小さいフラットスポットのせいだったし、それについては心配していない。ニコは今日の午後素晴らしい仕事をしたので、最後は彼に近づくことができなかった。明日のレースでは取り戻したい」
3位:バルテリ・ボッタス (ウィリアムズ)
「今日はとても良いセッションだったし、2回のフライングラップはうまくいった。クルマの最大限を引き出せたと思っている。今週末は適切なバランスを得るのに少し時間がかかったし、自分が確実に信頼できる状態にマシンを持っていくのに苦労したけど、重要な場面でしっかりやることができた。メルセデス勢はレースペース的にも前にいるので追いつくのは難しいだろう。なので、彼らにトラブルが起きた場合にチャンスを生かせるようにしながら、後続からポジションを守る必要もあるので、あまりリスクの高いことはしないように気をつけないといけない」
4位:フェリペ・マッサ (ウィリアムズ)
「今日は3番手と4番手が精いっぱいだったと思うし、チームは今回も力強い予選パフォーマンスを披露したと思う。クルマは競争力がありそうだし、確かにメルセデスはかなり手強いけど、その他のチームの中では僕たちが一番だ。昨日はロングランのペースが良かったので、明日に向けて励みになる。汚れた側のグリッドが汚い方なので、バルテリの前に出られたら良かったね。でも、表彰台フィニッシュを達成するチャンスはまだ残っているので、速さを最大限に生かせるよう戦略を立てていかなければならない」
5位:ダニエル・リカルド (レッドブル)
「トップ5という結果に満足している。メルセデスがクリーンなレースをすれば、現実的に僕たちは表彰台の最後の一角を争うことになる。そのための有利な位置にいる。フェリペまであと少しだったけど、クリーンな側のグリッドなのが助けになるかもしれない。どうなるか見てみよう。タイヤはウィリアムズよりも僕たちの方がいいけど、彼らの直線スピードでそのアドバンテージは消えてしまう。明日はトラック上でクリーンな良いバトルがしたい。このサーキットはそれを可能にするし、良いチャンスを与えてくれるので、楽しみたいね!」
6位:フェルナンド・アロンソ (フェラーリ)
「良い予選だったと思う。前のクルマのタイムを見れば、僕にはこれ以上のことはできなかったと思う。ここに来るまでにパワーユニットの交換を考えていけど、ピットレーンからスタートしなくてもいいように、すでに使用したパワーユニットを使うことにした。路面は過去数年間よりもかなりいいし、グリップが高いけど、同時にタイヤデグラデーションも激しいので、2ストップは避けられないだろう。昨日に比べて気温が下がったけど、明日は風向きも変わるという予想もあるので、気温は作戦に影響を与えないと思う。レースは長いし、今シーズンよくあったように、信頼性の面で何が起きるかわからない」
7位:ジェンソン・バトン (マクラーレン)
「こんなに頑張っても12番手だ。ケビンと僕は、午後に走るたびにかなり近かった。僕のファステストラップは驚くほどではなかった。ここはラップをまとめるのがかなり難しい。そこそこのグリップの中、強い風と低い外気温から起きる矛盾に苦しめられる。でも、午前中のバランス問題を考えれば、この位置ならそれなりに満足できる。その点で、僕たちのタイヤリーダーの(今井)弘さんが素晴らしい仕事をしてくれた。午前中は少し失っていたけど、午後は完全に理解できた。エンジニアが違いを生んでくれた。グリッドのきれいな側だったけど、ペナルティで汚れた方になってしまうことにはフラストレーションを感じる。それによって状況はトリッキーになるけど、このレースは少なくとも2ストップ、もしかしたら3ストップになるかもしれない。戦略オプションが広がるし、ポジションを上げるチャンスも増える」
8位:ケビン・マグヌッセン (マクラーレン)
「予選7番手は誰にとっても決して満足できるものではないけど、ほぼ今の僕たちのクルマなりの位置だと思う。ジェンソンと僕は午後ずっとほぼ互角だったので、クルマの最大限を引き出したと言っていいだろう。明日のレースはほとんどの人が2ストッパーもしくは3ストッパーになると思うので、戦略で少しはかき回せるかもしれない。通常、前進するにはそれが良い方法だ。有益なポイントを獲得するのは可能だと思う」
9位:キミ・ライコネン (フェラーリ)
「クルマの挙動は昨日よりも今日の方が良かった。グリッドの順位を上げられるほどクルマをまとめられなかったけど、バランスにはそれなりに満足している。何らかの理由で、フロントエンドの問題を解決することができない。トラックの全てのセクターでクルマが横滑りする傾向があるし、アンダーステアがひどい。残念ながら、これが大きな制限要素となっているし、理想的ではない。でも、いつものように、明日のレースでは今あるクルマを最大限生かすために全力を尽くすつもりだ。仕事を続け、毎日改善することで、近いうちに解決策が見つかると信じている」
10位:エイドリアン・スーティル (ザウバー)
「最高の予選だった。午前中はとても良いフリー走行ができたし、クルマにも満足していた。午前中に比べると気温も路面温度も少し上がっていたけど、それでもマシンバランスは良かった。今日は最高のパフォーマンスを披露できたし、今年初めてのQ3進出に相応しいパフォーマンスだと思っている。チーム全体が最高の仕事をした。特に今の状況、そしてチームの全員のことを考えれば、なおさら嬉しい。重要な結果だし、モチベーションにも不可欠な結果だ」
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