アルファタウリF1、角田裕毅がチーム今季初ポイント獲得も多くの課題
スクーデリア・アルファタウリは、2023年F1オーストラリアGPの決勝で、角田裕毅が10位、ニック・デ・フリースはリタイアでレースを終えた。

デ・ブリースは最後のリスタートでサージェントに追突され、グラベルに落ちてレースを終えるという不運に見舞われた。角田裕毅は、レース序盤からマシンの不調に悩まされたが、しかし、最後にピットレーンを離れたとき彼は再び11位となり、サインツのペナルティで10位まで順位を上げ、アルファタウリの今季初ポイントを獲得した。

ジョディ・エギントン(テクニカルディレクター)
「今日は難しいレースになった。どちらのドライバーもハードにプッシュしてパッケージから最大限を引き出そうとしたが、求められていたポジションまで上がることができなかった。マシンのペースはどのタイヤでも不足しており、直線のスピードも欠けていたので、いくつかのシーンでアタックもポジションキープもできなかった。見直す必要がある大量のデータとバクーに向けて最善の準備をするための大量の仕事を抱えてメルボルンを発つ」

角田裕毅 スクーデリア・アルファタウリ F1 オーストラリアGP

角田裕毅(10位)
「今日については複雑な思いです。シーズン最初のポイントを獲得できたのは良かったですが、正直に言いますと、自分たちのマシンのペースではポイントは獲得できないと予想していました。赤旗中断になる前にハードタイヤを最適なウィンドウに持っていくのにかなり苦労していたことを踏まえると、自分たちのパフォーマンスを最大限まで引き出しての10位という結果には満足すべきでしょう。リスタート後にいくつかのマシンをオーバーテイクできていたので、5位を取り消されてしまったのは残念です。ポイントを獲得できたというのはポジティブな結果ですので、今後のレースでさらにポイントを重ねるためにハードワークを続けていきます」

ニック・デ・フリース スクーデリア・アルファタウリ F1 オーストラリアGP

ニック・デ・フリース(DNF)
「悲しいことにローガン(サージェント)とのインシデントでレースが終わってしった。今日はかなり苦しめられましたが、ハードタイヤの序盤は良かったと思う。残念ながら赤旗中断になったため、ミディアムタイヤでスタートしたドライバー全員がフリーでピットストップを得てハードタイヤに交換した。また、レース中にフロントウイングも痛めてしまったので、アンダーステアが出るようになり、タイヤにグレイニングが起きた。中団争いは激しいので、プッシュし続けて上を目指していく」

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カテゴリー: F1 / スクーデリア・アルファタウリ / F1オーストラリアGP / 角田裕毅 / ニック・デ・フリース