【動画】 角田裕毅 F1アメリカGP決勝スタートでローソンを“意地”のブロック

アメリカGPでは、3番グリッドのシャルル・ルクレール(フェラーリ)が、2番グリッドのランド・ノリス(マクラーレン)に対して、奇数グリッドのグリップとソフトタイヤの瞬発力を生かし、1コーナーをアウトから豪快に抜き去るシーンが注目を集めた。
しかし、その後方ではもうひとつの激しい攻防が繰り広げられていた。13番グリッドの角田裕毅は、12番グリッドのリアム・ローソンに対し、同じく奇数グリッドのグリップを生かして前に出ると、わざわざコースのイン側へ移動。ミラーでローソンの位置を確認しながら執拗にブロックした。ローソンはピットレーン出口の白線まで追いやられ、角田はローソンの行き場がなくなったことを確認すると、1コーナーのイン側へうまくつけてターンインし、10番手まで順位を上げた。
今週末、二人の間にはすでに遺恨があった。
スプリント予選では、角田裕毅がアウトラップ中にリアム・ローソンを追い抜こうとしてコースオフし、計測ラップを逃したあと、「いや、あれはいつも通りですよ。正直、彼に関してはもう驚きません」と語っていた。
そして翌日の予選では、角田が無線で「ローソンがわざと邪魔した」「コーナーで極端に減速した」と批判。一方のローソンは「彼が何を怒っているのか分からない」「自分が前にいた記憶もない」と反論していた。
決勝では、角田裕毅がカルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)とアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)の接触による混乱をすり抜け、さらにオリバー・ベアマン(ハース)との攻防を制して7位でフィニッシュ。ローソンは11位でポイント獲得には届かなかった。
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