トヨタF1:パスカル・バセロン(カナダGPプレビュー)

2008年6月4日
トヨタ F1
トヨタF1チームのパスカル・バセロンが、カナダGPの特徴やセッティング、TF108に新しく投入するブレーキングシステムなどを語った。

モントリオールのコースはF1カーにどんな負荷を強いるのでしょう?
「モントリオールは様々な要素に関してかなり特異な負荷がかかるコースであり、平均的なコースとは言い難い。まずは空力パッケージに関してだが、ほとんどのコーナーが低速あるいは中速のため、大きなダウンフォースが必要になる。ただし当然その場合は長いストレートでドラッグが余りにも大きくなるため、どこかで妥協が必要になる。タイヤにとっても今回は厳しい。なぜならグリップが非常に低いサーキットだからね。また横方向への負荷はシーズン中最も軽いが、トラクションの面ではかなり苦しむことになる。このため通常モントリオールではフロントタイヤは問題ないものの、リアタイヤがかなりキツくなる。更には縁石の問題もある。このコースの伝統的特徴だが、とにかく縁石の難度が非常に高い。今シーズンはターン8の縁石を含め、そういったほとんどの縁石が再舗装されているため、どうやら普通のレベルに近づいているようだが、これはつまり各コーナーの縁石に関して情報がないということでもある。もしかしたら最早それほど大きな要素ではなくなっているかもしれない。最後にブレーキだが、とにかくこのサーキットはブレーキの冷却と摩耗に関して、F1カレンダーの中で最も要求が厳しいサーキットと言える」

トヨタ、ブレーキシステムの進化に自信

2008年6月2日
トヨタF1チーム
トヨタF1チームのシャシー部門シニア・ゼネラル・マネージャーであるパスカル・バセロンが、F1カナダGPに投入するパッケージについて語った。

「モントリオールは(おそらくモナコに次いで)雰囲気がとても良いので、私にとってシーズンの中で最も良いレースの1つだ。 このサーキットは、大部分が公道サーキットで、通常コースはめったに使用されないから、タイヤグリップはかなり低い。言うまでもなく、モナコの後では、空力パッケージを変えることになるが、それは最も高いダウンフォース構成から中低ダウンフォースのパッケージへ変更するということである。その他にも、我々はこのレースのために車にいくつかの改良を加えることになる。」

ティモ・グロック(カナダGPプレビュー)

2008年6月2日
ティモ・グロック(トヨタF1チーム)
いまだポイントを獲得していないティモ・グロックだが、カナダはグロックにとって相性の良いサーキットでもある。カナダGPでトヨタでの初ポイントを獲得できるか。

ティモ・グロック
「私は、カナダにおいて7位でフィニッシュした、2004年の、私にとっての最初のグランプリを決して忘れないだろう。それは貴重な体験だったし、デビューで2ポイント獲得したことを非常に誇りに思っている。また、2005年にチャンプ・カーで同じコースを走り、2位でレースを終えた。事実上、私はもう少しでレースに勝つところだったが、それでもこの2位はそのシーズンで最も良い結果だった。つまり今までのところ、モントリオールは私にとってすばらしいコースで、良い記録を持っているから、更に別の良い結果を生み出せるだろうと思っている。

ヤルノ・トゥルーリ(カナダGPプレビュー)

2008年6月2日
ヤルノ・トゥルーリ(トヨタF1チーム)
モナコではノーポイントに終わったヤルノ・トゥルーリだが、トヨタ TF108のパッケージに自信をみせた。

ヤルノ・トゥルーリ
「モントリオールは、我々がF1で訪れる中でも最も良い都市のひとつだから、今週末を本当に楽しみにしている。モントリオールとサーキットの雰囲気はとにかくファンタスティックだよ。とても多くの人々が街の周りにいて、そして彼らはF1に関して非常に熱狂的なんだ。それはすばらしいことだよ。」

ヤルノ・トゥルーリ、「思っている形で運転できなかった」

2008年5月28日
ヤルノ・トゥルーリ(トヨタF1チーム)
ヤルノ・トゥルーリは、モナコGPをノーポイントで終えた。天候が目まぐるしく変わったモナコGP。トゥルーリは、トヨタ TF108のグリップに問題があったとモナコGPを振り返った。

モナコGPでは13位よりもいい結果を期待していたはずですよね?
「当然ながら我々はもっといい結果になると考えていた。この結果はがっかりだったが、とにかく状況が我々に都合良く進まず、難しいレースだった。レース序盤、私がトップ6を争っていた時はそれほど問題なかったが、1回目のピットストップの後、レースの流れが我々から遠ざかり始めたんだ。モナコを走るのは楽しいから残念だった。大抵の場合は上手くいくのに、今回は計画通りに進まなかった」

トヨタ、戦略を生かせず下位に終わる

2008年5月26日
フロントウィングを失ったトヨタのティモ・グロック(モナコGP)
トヨタは、F1 モナコGPで、ティモ・グロックが12位、ヤルノ・トゥルーリは13位だった。

パナソニック・トヨタ・レーシングの2台は、ヤルノ・トゥルーリが8番手グリッド、ティモ・グロックが10番手グリッドでスタートした。両車とも良いスタートを切ったが、その後はタイヤの選択をはじめ、様々な事態が待ち受けていた。

ティモ・グロックは序盤のスピンのためノーズ交換のためピットイン。その際、エクストリームウェットタイヤに交換したが、コースが乾きつつある中で厳しい走行となり、ピットイン直前に再度スピン。ゴールまでの給油を行ったが、その後ドライタイヤに交換、最終的に12位でフィニッシュした。

トヨタ:モナコGP予選 トゥルーリが8番手

2008年5月25日
トヨタはヤルノ・トゥルーリが7番手(モナコGP)
トヨタはF1 モナコGPで、ヤルノ・トゥルーリが8番手、ティモ・グロックが11番手だった。

予選第1セッションでは、ヤルノ・トゥルーリは12番手、ティモ・グロックは11番手で共に予選第2セッション進出を決めた。第2セッションでは、ヤルノ・トゥルーリは7番手となり第3セッション進出を決めた。一方ティモ・グロックは最終的に11番手となり、惜しくも第3セッション進出はならなかった。

トヨタ:モナコGP初日 厳しい一日

2008年5月23日
厳しい一日となったトヨタ(モナコGP初日)
トヨタは、F1第6戦 モナコGPのフリー走行でティモ・グロック12番手、ヤルノ・トゥルーリが17番手だった。

パナソニック・トヨタ・レーシングの2台は、フリー走行1回目でティモ・グロックが11番手、ヤルノ・トゥルーリは壁に接触してリアを損傷した影響もあり、16番手となった。フリー走行2回目では、ティモ・グロックが12番手で終了。一方のヤルノ・トゥルーリは17番手でセッションを終えた。

モナコGPの舞台裏

2008年5月21日
モナコGP
トヨタF1チームのチームマネージャーであるリチャード・クレーガン、モナコGPの舞台裏を解説。

モナコではロジスティクスに関してどんなことが問題になるのでしょう?
「毎年問題となるのは交通とモナコの基本特性そのものだ。スペースが非常に限られているため、例えばスペアパーツ用のトラックをモーターホームがあるパドックに駐車しなければならないなど、色々と妥協を強いられることになる。(パドックは)F1カーがあるピットエリアからかなり離れているのにね。通常のサーキットであれば必要なパーツは全てガレージ内か、あるいはそのすぐ隣に置いておく。つまりモナコでは必要なパーツを必要な場所に時間通り届けること自体が一つの挑戦なんだ。オーガナイザーが幾ら努力しようとも、困難なこの状況は避けようがない。だがそれもまたモナコGPを特別なものにしている要素の一つだからね」
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