角田裕毅は「ペナルティによって完全に流れが断たれた」 レッドブルF1代表
レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、2025年F1イギリスGPを終えてマックス・フェルスタッペンと角田裕毅のレース内容を振り返り、難しいコンディション下での対応について評価と課題を語った。

フェルスタッペンはポールポジションからスタートしながらも、ウェット路面に対してダウンフォースが極端に低いセットアップに苦しみ、2回目のセーフティカー明けにスピン。10番手まで後退するも、その後は巧みに順位を回復し、最終的に5位でフィニッシュした。

「このコンディションでは、レースは常に波乱になる。そして今日も例外ではなかった」とホーナーは語る。

「我々としては天候をある程度読み違えてしまい、ドライを想定して非常に低ダウンフォースで臨んだ。ああいったコンディションでは、ほとんど走れたものではなかった。マックスは本当によくやったと思う。最後まで諦めず走りきったし、リスタートでは不運にもトラックの悪い側に入ってしまい、その結果スピンしてしまった」

「ただ、コースが乾き始めてからは順位をうまく取り戻したし、5位まで戻れたのはリカバリーとしては上出来だった」

角田裕毅 F1 イギリスGP レッドブル・レーシング

一方、角田裕毅にとっては厳しい一日となった。序盤からペースに苦しみ、オリバー・ベアマンとの接触で10秒のタイムペナルティを受け、最終的に完走者中最下位の15位でレースを終えた。

「裕毅にとってもタフなレースだった。ペースを出すことができなかったし、ペナルティによって完全に流れが断たれてしまった。あれで挽回は難しくなった」とホーナーはコメント。

そして最後には、「今回の結果は我々が目指していたものではないが、ニコ・ヒュルケンベルグがついに表彰台を獲得したのは素晴らしいことだ」と他チームの活躍にも敬意を表した。

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カテゴリー: F1 / 角田裕毅 / レッドブル・レーシング / F1イギリスGP