ホンダ、スーパーアグリの支援を段階的に撤退

2008年3月15日
スーパーアグリの支援から撤退する意思を表明したホンダ(画像)
ホンダF1のニック・フライは14日、事実上の“ジュニアチーム”であるスーパーアグリF1チームへの支援から段階的に撤退することを明らかにした。

ニック・フライは、ロイター通信の取材に対し「エンジンなどは今後も供給するが、2010年に向け、完全に独立したチームになってもらう」と語った。

スーパーアグリは2005年11月に、元F1ドライバーの鈴木亜久里氏が“純日本チーム”として設立。しかし、スポンサー不足で財政難に陥り、英国の自動車コンサルタント会社であるマグマ・グループ(Magma Group)と資本提携で合意したと発表した。

スーパーアグリ、プロキシムワイヤレス社とパートナー契約

2008年3月15日
F1 スーパーアグリ
スーパーアグリは、プロキシムワイヤレス社とのパートナー契約を発表した。プロキシムワイヤレス社はコアネットワークと顧客をつなぐブロードバンドの無線ネットワークに関するソリューションサービス提供において第一人者であり、チームの無線ネットワーク装置がオーストラリアGPから提供される。

プロキシムORiNOCO AP-4000デュアル無線アクセスポイント(Proxim ORiNOCO AP-4000 Dual Radio Access Points)が、スーパーアグリのピット内やモーターホーム、ホスピタリティエリア、その他外部施設に導入される。この装置によりインドアとアウトドアのアクセスポイントが相互接続され、シームレスなWi-Fiネットワークが提供されることになる。AP-4000の装置のメッシュ機能により、安全で信頼性の高い無線ネットワークが簡単に設置でき、そのため、ケーブルを引き回す必要がなく、関連コストも削減できる。

スーパーアグリ:オーストラリアGPフリー走行 琢磨は21番手

2008年3月14日
スーパーアグリ SA08A (画像)
スーパーアグリは14日、アルバートパーク・サーキットでF1 2008年開幕戦のオーストラリアGPの初日フリー走行を行った。

冬の間ほとんどテストができず、新車SA08Aもこの日の走行が実質的なデビューとなるなど、チームを取り巻く状況は厳しい。午前中のフリー走行は、ともに7周のみで、佐藤19番手、デビッドソン20番手だった。

午後のセッションで、佐藤は16周を周回。ライバル勢をしのぐことはできず、21番手となった。8周しか走れなかったデビッドソンは、22番手に終わった。

スーパーアグリ、SA08で初走行!

2008年3月14日
スーパーアグリ SA08 (画像)
スーパーアグリは14日、2008年オーストラリアGPの金曜フリー走行において、2008年のマシン「SA08」での初走行を行った。

SA08という名前ではあるが実質的には昨年のホンダRA107がベースとしたSA07B。だがRA107と比べると、BMWのような3枚のエレメントで構成されたフロントウィングを採用するなど、空力部分ではスーパーアグリの独自性が加えられている。

スーパーアグリ、新デザインのレーシングスーツで登場

2008年3月14日
新デザインのレーシングスーツで登場した佐藤琢磨(画像)
スーパーアグリのドライバー、佐藤琢磨とアンソニー・デビッドソンは、13日にメルボンで行われたフォトセッションに新しいデザインのレーシングスーツを身にまとって登場した。

2008年のスーパーアグリのレーシングスーツは、昨年のホワイトから一転してブラックが基調。右上半身と腕周りにはイメージカラーのレッドのラインが入る。メーカーもスパルコ製からOMP製へと変更になった。

財政問題などで、一時は出場が危ぶまれたスーパーアグリだが、新たにマグマ・グループとのパートナーシップを発表し、開幕グリッドが実現した。

まだ契約は詰め切れてないとのことだが、この新しいカラーリングで新たなスタートを切るスーパーアグリに期待したい。

マグマ・グループとスーパーアグリ

2008年3月12日
マグマ・グループ代表 マーティン・リーチ
スーパーアグリを取得する新たなパートナーとして発表された「マグマ・グループ」という企業がF1ファンの関心の的となっている。

マグマ・グループ(MAGMA GROUP)とは、フォードとマセラティの元取締役であるマーティン・リーチが率いるロンドンの自動車コンサルタント企業である。

まずマグマ・グループを率いるマーティン・リーチとはいかなる人物なのか。

マーティン・リーチは、マツダの製品開発部長を務めたのち、フォード・ヨーロッパの社長に就任。2003年と2004年にはジャガー・レーシング(現レッドブル)への支援とジョーダンF1チーム(現フォース・インディア)へのエンジン提供でF1との関わりを持った。ちなみにフォードでは、ホンダ・レーシングF1チームのニック・フライと同僚であった。

スーパーアグリ、2008年カラーリング (スクープ画像)

2008年3月11日
スーパーアグリ SA07B 画像(メルボルン)

2008年の参戦を正式に発表したスーパーアグリの最新画像を入手した。開幕に向けてメルボルンで準備を進めるスーパーアグリのピットガレージには、昨年とは異なるカラーリングのマシンが置かれていた。昨年に比べ赤の面積が広く、その周りに黒い縁取りがされているのが特徴的だ。赤いホイールも印象的だ。

チームはMagma Groupとのパートナーシップを発表し、カラーリングはまだ決定していないとのことで、暫定的なものだとは思われるが、開幕までの日数を考えると、このカラーリングをベースにスポンサーロゴ等が配置されると思われる。

スーパーアグリ、Magma(マグマ)がチームを取得

2008年3月10日
Magma Groupとパートナーを組むことを発表したスーパーアグリ(画像)
スーパーアグリは10日、2008年F1世界選手権の参戦を発表。新たなパートナーとしてMagma Groupがチームを“取得”するとのリリースを発表した。また、ドライバーは昨年に続き佐藤琢磨とアンソニー・デビッドソンが務め、エンジンもホンダより供給されることが発表された。

Magma Groupは、フォードとマセラティの元取締役マーティン・リーチが率いるロンドンの自動車コンサルタント企業。マグマは、元TWRグループであるメナード・エンジニアリング・リミテッドを買収。これには、スーパーアグリが本部として使用するリーフィールドの元アロウズのF1本社とウォーキングの自動車設計設備も含まれている。リーチとホンダF1のニック・フライは、フォード・モーターカンパニーで同僚だった。

スーパーアグリ、新パートナーと2008年度ドライバーラインアップを発表

2008年3月10日
SUPER AGURI F1 TEAM
スーパーアグリは10日、Magma Groupがチームの取得を行うことで両者が合意したことを発表した。あわせて、Magmaと本田技研工業株式会社は、今後もホンダがSUPER AGURI F1 TEAMにテクニカルサポートとエンジン供給を続けることで同意している。

また、2008年度のSUPER AGURI F1 TEAMのドライバーは去年と同じく、佐藤琢磨とアンソニー・デビッドソンで参戦することをあわせて発表する。

チームは、この一連の手続きがすべて終了するまでにはまだ数週間かかる見通しであり、それまではこの件に関する一切のコメントとリリースを控えるとしている。
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