ハースF1チーム 平川亮が富士スピードウェイ爆走TPCオンボード映像公開
ハースF1チームは8月6日、静岡県・富士スピードウェイで日本初となる旧型車テスト「TPC(Testing of Previous Car)」を実施し、リザーブドライバーの平川亮がVF-23で111周を爆走。その迫力あるオンボード映像が公開された。

走行を終えた平川亮は「今日は本当に暑かったです。汗もたくさんかいて、熱中症になるんじゃないかと心配でしたけど、なんとか大丈夫でした」と日本の厳しい暑さに驚いた様子を見せた。

「鈴鹿(4月の日本GP)以来の日本ですが、ここまで暑いとは思っていませんでした。イギリスから来ているチームのスタッフもびっくりしていました」と振り返った。

気温の高さはマシンの調整にも影響した。午前中は燃料を軽めにしてタイムを狙う予定だったが、思うように進まなかった。「最初の走り出しでクルマのバランスが良くなかったので、そこを改善するのに時間がかかってしまいました。この暑さのなかだと、やっぱり難しいですね」と苦笑い。ベストタイムは1分18秒538にとどまり、狙っていた17秒台突入はならなかった。

富士スピードウェイは、平川亮が国内レースを戦っていた2023年まで慣れ親しんだサーキットだが、F1マシンで走ることには特別な意味があるという。「僕自身、富士でF1を見てレースの世界に入ったので、今日ここでF1マシンを走らせられたのは感慨深かったです。いろいろと思うところもありました」と語った。

今回公開されたオンボード映像では、VF-23を駆る平川亮が富士スピードウェイを全開で駆け抜ける様子が収められており、日本での貴重なTPC走行の迫力をファンが体感できる内容となっている。




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カテゴリー: F1 / ハースF1チーム / F1動画 / 平川亮