ポルトガルGP 2027年F1復活へ 首相がアルガルベ開催正式化を表明

ポルトガルが最後にグランプリを開催したのは2021年で、アルガルベ・インターナショナル・サーキット(ポルティマオ)で行われた。また、同地は新型コロナの影響を受けた2020年シーズンにも開催地となり、いずれのレースもルイス・ハミルトンが制した。
より最近のF1開催経験が、より定期的に国際舞台に復帰したいという意欲を促したようで、引き続きトップレベルのモータースポーツ開催経験を誇ることができる。
アルガルベ・インターナショナル・サーキットは2020年以来MotoGPを開催しており、このことをルイス・モンテネグロ首相は、F1カレンダー復帰の可能性を示す有力な例として挙げた。
「この地域を最も促進する要因のひとつは主要イベントだ」と彼は述べたと報じられている。
「我々は2025年と2026年に世界最高峰のモーターサイクルイベントであるMotoGPを確保した。そして、来年、2027年にF1をアルガルベに復帰させる準備がすべて整っていると言える」

F1開催の財政的影響は「十分に価値がある」
モンテネグロ首相は、グランプリ開催のために国として相当な資金を負担しなければならないことを認めた。
しかし、長期的には初期の財政的困難を上回る利益が得られるだろうと述べた。
「これらのイベントは政府にとってある程度の財政的努力を必要とするが、直接的な経済的リターンと間接的な宣伝効果は、率直に言って十分に価値がある」
2020年は、1996年以来初めてポルトガルがF1を開催した年であり、それ以前は1984年からエストリルで毎年行われていた。
その間のポルトガルGP13回の開催では、F1史に残る多くの重要な瞬間が生まれた。最初の出来事は、ニキ・ラウダが3度目にして最後のワールドチャンピオンを獲得したレースだった。
そのわずか1年後の1985年、アイルトン・セナは雨に見舞われたレースで堂々と初優勝を飾った。
1984年にラウダにタイトルを奪われたアラン・プロストは、1993年の同地で4度目のチャンピオンを獲得した。
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