ステファンGP、2019年のF1参入は実現せず
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2010年、ゾラン・ステファノヴィッチはF1参戦を目指してステファンGPを設立。F1から撤退したトヨタのTF110を購入し、中嶋一貴と契約を結んだが、FIAからエントリーを得ることはできなかった。
昨年7月、ゾラン・ステファノヴィッチは2度目のF1参戦への挑戦を開始すると宣言。イタリアにあるプレマ内に施設を作り、チームの技術面をまとめるために元ウィリアムズとフェラーリのエンリケ・スカラブローニを雇用し、すでに風洞施設を使用することに合意していることを明かしていた。
当時、ゾラン・ステファノヴィッチは、オーストリアでロス・ブラウンと面会している。
「イタリアを拠点にF1チームをセットアップしており、ロス・ブラウンに会うためにここに来た。オーストリアに来る前にいくつか非常に重要な契約をまとめてきた。風洞からまずまずの距離にあるプレマに拠点を置くことを決定した。プロジェクト空力のスペシャリストとも契約している」とゾラン・ステファノヴィッチは語っていた。
だが、ロス・ブラウンによると、ゾラン・ステファノヴィッチの計画はうまくいかなかったようだ。
「私が知る限り、チーム数は来年も変わらない」とロス・ブラウンはF1のポッドキャストで語った。
「収益分配は新チームとクルマが満たすべき要件にとってあまりに不利だ」
カテゴリー: F1 / ステファンGP