角田裕毅は「フェルスタッペンの歴代最悪のチームメイト」と元F1王者が酷評
1997年F1ワールドチャンピオンのジャック・ビルヌーブは、マックス・フェルスタッペンのF1チームメイトの中で角田裕毅が「これまでで最悪」だと厳しく批判した。

角田裕毅は日本GPでフェルスタッペンのチームメイトに昇格して以来、苦戦が続いている。25歳の角田は、レッドブル加入後わずか3度しかポイントを獲得していない。

RB21でのベストリザルトはバーレーンGPの9位だった。

近年のレースでは改善の兆しも見せているものの、今季以降の角田裕毅のF1キャリアは不透明な状況だ。

ビルヌーブはVision4sportに対し、角田裕毅を批判した。

「角田はこれまでの中でおそらく最悪だ」と彼は語った。「多くの人は『マシンがマックス用に作られているから不公平だ』と言うけれど、マックスだけがチームに良いフィードバックを与えているのかもしれない。だからチームは開発を進め、マシンは彼に合うようにどんどん良くなるんだ」

「チームがセカンドドライバーを苦しめようとしているわけじゃない。問題は、マックスのようなドライバーが今はほとんどいないことだ。過去を振り返れば、同じレベルのドライバーが複数いた。その上で数人の優秀なドライバー、さらに平均的なドライバーがいた」

「今は数人の優れたドライバーではなく、多くの優秀なドライバーがいる。だが、突出したドライバーはいない。だからマックスが際立って見える。彼の隣に誰かを置くのは難しい。互いに競い合うドライバーたちがせいぜい『良い』程度なら、彼らはお互いの中で見れば全員が優れているように見える」

「そこにマックスのような存在が現れると、『ああ、もしかしてみんな大したことないのか』と思わされる。これまでマックスと組んできたドライバーたちがみんな平均的なドライバーだったということなのか?」

角田裕毅 F1 レッドブル・レーシング

角田裕毅は「単純に不十分」
ビルヌーブは、今こそフェルスタッペンの隣に実力が明確なドライバーを置くべきだと考えている。

角田裕毅やリアム・ローソンなど、これまでのチームメイトはフェルスタッペンのレベルに遠く及ばなかった。

ビルヌーブは、シャルル・ルクレールやフェルナンド・アロンソをフェルスタッペンのチームメイトとして見たいと語る。

「ルクレールをマックスの隣に置けば、彼の本当の実力が分かるだろう。あるいは今のアロンソをマックスの隣に置くのもいい。彼なら実力が確かだから」と彼は説明した。「マックスの隣にノリスを置くのも面白い。ノリスが本当に特別なのか、ただの優秀なドライバーなのかが分かるだろう」

「それで評価が明確になる。マックスが特別なのは分かっているが、これまで隣にいたドライバーたちは単純に十分ではなかった。『かわいそう』なんて言う意味はない。ただ実力不足なんだ。それだけのことだ」

「それが角田にも起きている。彼はもう4〜5年の経験があるし、これが彼のベストだ。だが明らかに不十分だ。それで終わりだ。チャンスは与えられたが、残念ながらモノにできなかった。本人がそのチャンスを求めていたのに」

「トップチームの座が与えられたが、結果を残せなかった。それは単純明快だ。彼をかわいそうだと感じる必要はない。トップチームで走るチャンスは与えられたが、彼は成功できなかった。ビッグリーグに昇格したが、今の彼には速さが足りないと分かってしまい、その苛立ちがむしろ走りを悪くしているんだ」

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カテゴリー: F1 / 角田裕毅 / レッドブル・レーシング / ジャック・ヴィルヌーヴ