ハースF1チーム 小松礼雄代表「日本での走行機会はF1人気拡大の好機」

この2日間のテストは、ハースF1チームがトヨタと技術提携を進める中で行われるもので、2023年型VF-23を使用。平川亮と坪井翔という2人の日本人ドライバーに走行機会を提供する一方、一般ファンにも公開される貴重なイベントとなった。
「チームとしてTPCプログラムの初年度に、日本の富士スピードウェイで2日間の走行ができることに、当然ながらとても興奮しています」とハースF1チーム代表の小松礼雄は語った。
「トヨタのホームサーキットで我々のマシンを走らせるというのは非常に特別な意味があります。ちょうど昨年10月、この場所でTOYOTA GAZOO Racingとの提携を発表したばかりでもありますので」
さらに小松礼雄は、テストイベントを一般公開にした理由として、「F1に興味を持ち始めたばかりの人たちが、気軽に足を運べるきっかけにしたかった」と説明する。
「本当にF1にハマっていない限り、大きなコミットメントをして現地に行くというのは難しいと思います。でも、テスト走行なら、もっと気軽に観に来られる可能性があると思うんです」
「例えば、一般的なスポーツファンの方が、たまたま『1時間くらいの距離だし、ちょっと覗いてみようかな』と感じてくださるような。そうしたレベルでいいんです。そうやってF1に興味を持ってもらえるきっかけになれば嬉しいです」
小松礼雄は今回のテストで、リザーブドライバーの平川亮に加え、スーパーフォーミュラ王者の坪井翔にもF1初走行のチャンスを与えたことに満足感を示している。
「彼(坪井翔)は複数タイトルを獲得してきた実績のあるドライバーですし、初走行の場として我々のマシンを選んでもらえたのは光栄です」

カテゴリー: F1 / ハースF1チーム / トヨタ