小林可夢偉 F1イタリアGP 予選
ザウバーは、F1イタリアGP予選で小林可夢偉が13番手、ペドロ・デ・ラ・ロサが16番手だった。

小林可夢偉 (13番手)
「今日の予選はなんの問題もなく、タイム的にもポジション的にも最大限の結果だったと思います。ひとつ前の12番手にはミハエル(シューマッハ)がいますけど、彼とのタイム差はコンマ3秒とちょっと大きい差でした。昨日のフリー走行1回目に比べると、ずいぶんとクルマのバランスも良くなったし、グリップレベ ルも上がったことで、かなり自信を持っています。もちろん明日の決勝レースでは入賞してポイント獲得を狙いにいきます」

ペドロ・デ・ラ・ロサ (16番手)
「僕にとってはタフな予選だった。午前中からクルマを快適に感じられなかったし、昨日のような感覚ではなかった。よりダウンフォースをつけたけど、リアエンドのスタビリティとトップスピードとの間の良い妥協点を得ることができなかった。でも、レースではマシンはもっとうまく機能すると思うし、それができるとわかっている」

ジェームス・キー:テクニカルディレクター
「金曜日に判明した問題を夜徹し解決に努めた。その結果、可夢偉のクルマの空力関連パーツのひとつがうまく機能していなかったことと、ブレーキシステムにも問題を抱えていたことが分かった。そのため昨日から今日にかけて可夢偉のクルマにはかなりの変更を施し、ペドロのクルマにも小さいながらも変更を加えた。今日の朝のセッションでは、可夢偉はクルマに手応えを感じて昨日よりは自信がもてるようになった。ただ、ペドロはまだ安定しなかったため、予選に向けてさらに手を加えることにした。予選の第1セッションは、フォースインディアの1台が落ちることが分かっていたので、ともかくタイヤをセーブしつつ第2セッショ ンに入るタイムを出すだけだった。第2セッションの可夢偉の13番手はまずまずだろう。うまくいけば12番手に入ることも期待していたが、彼の最後のアタックでコンマ数秒失っていた。ただレースでの速さやトップスピードは競争力があるし、可夢偉が今シーズン見せているレースでの力強い走りを考えれば、明日の決勝レースは期待できるものになると思う。一方、ペドロは結局クルマに手こずったまま予選を終えた。予選に向けてさらにダウンフォースを付けたが、特にブレーキング時の挙動に関してはうまい解決策とはいかなかった。なぜ昨日以上に今日ペドロがこのような問題を抱えているのかしっかりと検証したい」


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カテゴリー: F1 / ザウバーF1チーム / 小林可夢偉 / F1イタリアGP