ホンダF1育成の加藤大翔 F3メルボルンで表彰台デビュー「次は自力で」

チームとしても昨年とは対照的なスタートとなった。2025年はメルボルンでポイントを獲得できず苦戦したが、2026年は開幕2レースでトップ6フィニッシュを4回記録し、明確な前進を示した。
加藤大翔「信じられないような気持ち」
「信じられないような気持ちです。正直言って、まだ現実じゃないみたいです」と加藤大翔は語った。
「僕は5位でフィニッシュして、少し運もあって3位に上がりました。だから、これが自分が望んでいた初めての表彰台の形というわけではありません」
「次の目標は自分の力で表彰台を取ることです。でもF3初めての週末で、昨日は5位で1ポイント、そして今日は表彰台という形で終えられたので、とてもポジティブな一日だったと思います」
加藤大翔は、バルセロナテストからメルボルンまでの進歩にも手応えを感じていると説明した。
「バルセロナテストからここまで、とてもいい流れでしたし、将来に向けてかなり自信があります」
「バトルにもかなりうまく適応できたと思います。でも僕はバトルは好きじゃないんです。ポールポジションからスタートして、レースを1位で終えたいです」
ARTグランプリ 2025年の教訓が生んだ改善
ARTグランプリのチーム代表セバスチャン・フィリップは、2025年の苦戦から学んだことが今回の結果につながったと説明した。
「今年はずっといい位置にいることができた。特に今年の3人のドライバーが全員ルーキーだったことを考えると、なおさらだ」とフィリップは語った。
「彼らはこのサーキットを知らなかった。それは去年ここを走ったドライバーたちに比べてかなり不利だった」
「幸いフリープラクティスは赤旗があまり出ず、周回数を重ねることができた。それが予選でいい位置につける助けになった」
「大翔もマチェイ・グラディッシュも予選ではいいペースを見せた。彼らはまだ若く、経験も多くないが、速さは示してくれた」

経験は不足も才能は十分
フィリップはまた、若いドライバーたちのポテンシャルを強調し、今後は安定性が鍵になると指摘した。
「彼らがそれをできる能力を持っていることは示されたと思う。私は彼らに大きな期待を背負わせすぎないようにしていた。まだとても若いし、前のカテゴリーも1年しか経験していない」
「彼らには才能がある。ただ、安定した結果を出すには経験が必要だ」
「我々は彼らが力を発揮できるクルマを提供できたと思う。そして彼らはそれを証明した。ここからは結果を積み重ねていくことが重要だ」
2025年の失敗を繰り返さなかったART
フィリップはまた、2025年のメルボルンでの苦戦を振り返りながら、チームの理解が大きく進んだと説明した。
「12か月前、我々は理解すべき完全に新しいクルマでここに来た。オーストラリアの初戦前にはテストもほとんどできなかった」
「そのため、セットアップの面でもある意味手探りだった」
「昨年メルボルンでいくつかミスをしたことは明らかで、それを繰り返さないようにした。2025年を通してクルマの理解を深めてきた」
「正しい方向を見つけられればすべてが楽になるが、間違えたときはなぜ間違えたのかを理解しなければならない」
「今年は同じミスを繰り返さなかった。クルマの理解は昨年より確実に進んでいる」
フィリップは最後に、F3の競争が非常に接近していることにも触れつつ、今回のスタートはチームにとって大きな自信になったと語った。
「小さなことで週末の結果は大きく変わっていたかもしれないが、今年のような形でシーズンを始められたことは良かったと思う」
「昨年よりもずっといい精神状態で、より自信を持ってシーズンを進めることができる」
カテゴリー: F1 / FIA F3 / ホンダF1
