F1中国GP 物流遅延でFIAがカーフュー規則変更 ピレリタイヤ到着遅れ

上海インターナショナル・サーキットでは、タイヤの到着遅れにより本来予定されていた作業スケジュールの調整が必要となり、FIAは水曜日の「Restricted Period 1(作業禁止時間)」を一部緩和する特例を認めた。
ピレリの物流遅延でカーフューを一時緩和
FIAは今回、水曜日の夜間外出禁止時間を6時間短縮する特例措置を決定した。
これにより各チームは最大6名のスタッフをサーキットに残すことが認められる。ただし作業内容はタイヤ準備に限定され、ピレリがタイヤ装着作業を終えた後の準備のみが許可される。
F1レースディレクターのルイ・マルケスはチーム宛ての通知で次のように説明した。
「タイヤサプライヤーの物流上の問題、具体的には貨物到着の遅れにより、水曜日に予定されていたタイヤ装着スケジュールを見直す必要が生じた」
「そのため本競技に限り、水曜日のRestricted Period 1を6時間短縮し、各チーム最大6名の作業スタッフに限ってタイヤ準備を目的とした作業を許可する」

開幕戦でも発生していた物流トラブル
F1では2026年シーズン開幕から移動面での混乱が続いている。地政学的な情勢の影響で各地の空域が閉鎖され、チームの移動や貨物輸送に影響が出ているためだ。
前戦オーストラリアGPでも同様の問題が発生し、水曜日と木曜日のカーフューが完全に撤廃された。
報道によるとフェラーリとレーシングブルズは特に影響を受け、イタリアに取り残されたクルーが後から別便でメルボルン入りする事態となった。
チームは最終的にレース週末までにアルバートパーク・サーキットへ到着したものの、通常の準備スケジュールより大きく遅れることになった。
この事態を受けてマルケスは当時、次のように説明していた。
「オーストラリアGPの準備において継続している移動および貨物輸送の混乱という不可抗力の状況を踏まえ、スチュワードと協議した結果、本大会ではRestricted Period 1およびRestricted Period 2を適用しないことを決定した」
2026年シーズンは新レギュレーション導入による輸送量の増加に加え、世界情勢による航空輸送の制限も重なり、序盤戦から物流面での課題が浮き彫りになっている。
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